2018年7月29日日曜日

トランプ大統領よ アメリカの世界での立ち位置は?


トランプ大統領よ アメリカの立ち位置は? 今までアメリカを中心に築いてきたルール、国際協調体制をことごとく否定してアメリカの立ち位置はどうなのか。G20ではG19+1,G7ではG6+1で先進首脳間でも孤立を強めている。

こんな事をしていたらその間隙を縫って中国、ロシアが台頭してきて自由主義国が社会主義国に押され気味である。

新聞報道によると、国連の分担金をアメリカが支払わないために国連がピンチだという。アメリカの負担は22%でトップだから支払いがなければ苦しいのは確かだが、人件費、処遇などが高いので改善を要求しているらしい。

一方中国は12%と分担が高く日本の8.56%を抜いて第2位になってきた。だから中国も国連での発言が多くなりアメリカと同様に財政面で無駄を省けと主張し出した。

そして中国はそれなりにPKOなど人的貢献に積極的だという。アメリカに取って代わろうとする気概か。AIIBもそうだし一帯一路も世界制覇を狙っている。

アメリカが保護主義でアメリカ第一を貫いていると先進首脳国間で亀裂が生じ中国の狙い通りになる危険がある。トランプ大統領が進めた米朝会談も北が中国に助けを求めたために中国の意向を無視できなくなってきた。

そして米中貿易戦争も米の高関税に対して中国は報復措置と一歩も引かない。新聞報道ではGDP4%増、沈滞、疲弊していた鉄鋼、アルミ産業は復活し雇用増、大型減税で消費は伸びる。反対に中国は習主席の個人崇拝に反乱が起きているらしい。

米国vs中国、どちらが勝つか分からないが問題は調停する国がないことだ。国連機関は無能だ。

ところで日本はどうなるか。経済政策は今ひとつ、政治手法は民主政治を踏みにじる荒っぽさ、外交が得意と言うが東南アジア、アフリカにはおカネをバラマキ、アメリカ大統領には節操の無さを見せつけた。オバマさんにすり寄ったかと思ったらトランプさん頼み、ただでは事は動かないので役に立つかどうか分からないイージスアジョアに4000億円、更には最新鋭戦闘機も買うらしい。安倍総理に外交を任せていてはいくらカネがあっても足らない。

トランプ大統領はアメリカの貿易赤字を中国や日本が利益を横取りしていると考えているようだが、アメリカ式グローバリゼーションではアメリカは莫大な利益を海外からもぎ取ったのではないか。

そのアメリカ式グローバリゼーションをトランプ大統領は見直そうとしているのだ。

このままではアメリカの中間選挙もトランプ大統領の勝ちだとしたらトランプ大統領の再選もあり得る。

6年後、世界の勢力図はどうなっているか。中国が何処まで躍進するか。一方で中国の経済、財政の本当の姿はどうなのか。

0 件のコメント: