2014年8月1日金曜日

「居座り」は民主党のお家芸?:歯を食いしばっても何もできない海江田さんでは

「居座り」は民主党のお家芸? またまた民主党の海江田さんが熟考を重ねた結果、歯を食いしばって代表を続投するというが、何ができるというのか。先の参院選で大敗後、代表になり手がいないと見ると「これではだめだ、自分がやる」と言いだした海江田さんだ。「1年後に「目に見える成果」が示せなければ退陣する」と威勢のいい事を言ったが、これと言った成果が見られないのに代表を退く意思はみじんにもない。

31日の民主党両院議員懇談会で海江田さんは1年間の総括をして、「国民の信頼にこたえっら得なかった」と言いながらも「熟慮に熟慮を重ねた結果、引き続き歯を食いしばって頑張りたい」と言ってぞくとうになったそうだ。

無理して「引き下ろし」もせず、だからと言って「積極的に支持する」わけでもない。今の民主党を象徴する事態ではないか。

「居座り」行為は民主党のお家芸だ。実力者に庇護され代表になったら最後、「引きずりおろす」ことはできない政党なのだ。昔は小沢さん、今は輿石さんだ。

小沢さんに引きたてられ総理になった鳩山さんは、小沢さんとの権力の2重構造に泣かされ、政策は右往左往したが辞任することはなかった。最後は、2人の政治資金規正法疑惑で鳩山さんが小沢さん抱き抱えの辞任を決断した。

そのあとの菅総理も何が原因だったか忘れたが野党からも退陣を要求された。しかし菅さんは「この政策に目途がついたら」と、次から次に新しい政策を打ち出し辞任を先延ばしした。中には良い政策もあったような気がするが思い出せない。

たらいまわしで出来た野田政権も解散・総選挙の要求に「近いうち」と応じたが、その言質が政争の具となった。「近いうちとは、それ以上でもそれ以下でもない」と陳問答が続いたが、自民党安倍総裁(当時)との党首討論で「約束してくれれば明後日解散します」と安倍総裁を驚かせた。

今になって思えば野田政権も「まあまあ」ではなかったかと思うが、解散・総選挙で民主党は敗退、再起も難しいほどの痛手を被った。

国民の民主党支持は霧となって消えたのだ。

そして、人気もいまいち、東京1区の選挙区でも余り人気のない海江田さんを代表に担がなければならなくなった。

海江田さんに今後の展望はあるのか。

滋賀県知事選では民主党議員の候補が当選したとはいえ、自民党の敵失で勝ったようなもので民主党の存在は薄い。

野党再編の核になろうとしているが、他の野党が相手にしてくれない状況ではないか。「民主党を核とした野党再編」を唱えられてはしり込みするばかりだ。

生活の党の小沢さんが生き残りをかけて民主党と合流を模索しているようだが、民主党内には小沢アレルギーが大きい。小沢さんと組んで一気に野党再編が動くとは思えない。

海江田さんは、民主党内のゴタゴタで、これ以上の離党者を出したくないのが本音だろう。党内の保守系、革新系、リベラル系の基本政策での不一致は今後の党運営にも致命的と思えるのだが、海江田さんはどうカジ取りしようとしているのか。

民主党6人衆はどう考えているのか。

スッキリした党再生が急務だと思うが、先送りでは民主党の衰退を招くばかりだと思われる。再び天下のとれる民主党に再生できるのは何時のことか。










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