加計学園理事長が19日午後、岡山で緊急記者会見を開き処分を発表、ドサクサ紛れの幕引きを狙ったようだが、自身の処分は10%減給12か月という。31億円の愛媛県の助成金を狙って事業を推進するために安倍―加計会談があったと県に報告したが、国会で騒動になりウソだったと白状した。
その処分を決める臨時理事会を開催し、理事長10%減給12か月、嘘をついた渡辺事務局長は10%減給6か月としたようだ。
記者から、「会談はなかったのか」と聞かれ「なかった」とはっきり答えたが、なぜか他の質問では記憶も記録もないともいう。
安倍総理の口利きについては、戦略特区に関する法律で事業者と自治体が中心になって推進すると記されており、安倍総理が介入する機会はないということらしい。
しかし、戦略特区諮問会議の議長は安倍総理だ。自分が直接言わなくても友人関係が忖度し側近連中が気を利かせたかもしれない。
「どうしてこんな騒動になったのか」と聞かれ、「総理と友人だからではないか」と答えた。
なぜ、今の会見なのか。
加計理事長は、今日の緊急理事会で処分が決まったので急きょ記者会見で報告しようと思ったという。
おりしも18日の大阪府北部地震でメデイアはてんてこ舞い、いまならどさくさに紛れて注目も低いだろうし岡山での会見で記者も集まらないのではないかと考えたのだろう。
「東京ではやらないのか」と聞かれ「ない」という。
さらには明日で国会は閉会だ。今国会中に収束させるには今日しかないのだ。何やら安倍官邸の魂胆が見えてくる。
一民間人の咄嗟の嘘で戦略特区での事業が進むなんて驚きだ。これで学園経営に苦しむ加計学園に援助の手を差し伸べた安倍官邸に怒りは最高潮になる。
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