気象庁の地震情報に震源域、周辺の断層の位置を記入した |
18日、午前7時58分頃大阪府北部を震源とする地震が発生、M6.1,震度6弱だったが深さが浅く広い範囲で大きく揺れた。東京でテレビを見ていたら緊急地震情報が発せられ「大きな揺れに注意」と繰り返していたが、既に地震は発生した後だ。
気象庁の地震情報を調べると震源は高槻、茨城付近だ。この付近では1923年以来これほどの大きな地震の記録は残っていないという。
ところが六甲―淡路島断層帯に続き有馬-高槻断層の東部分で発生した。断層付近で発生したのだが大阪府北部地震の経歴を日本気象協会の地震情報を見ると、今年は今回の地震が初めて。2017年には5回、M2.9クラスで震度2,2016年は2回、2015年11回、2014年2回、2013年5回でいずれも最大で3.8,震度3だ。
断層付近で忘れたる頃来た地震だ。
京都まで広く強く揺れたが、昔宇治、淀付近に大きな巨椋池があり今の淀川を大阪湾まで水上交通の要所として栄えたが、豊臣秀吉が河川改修、築堤事業をやって干拓が進められた。埋め立てた河川の上に都市が構築されたので地盤は弱くチョットした地震が大阪で発生しても京都まで揺れるのだ。
大阪は地震を侮ってはいけない。
兵庫県南部地震は六甲-淡路島断層帯が動いた。こんどの震源はその断層から続いている有馬-高槻断層の東に当たる。
政府の地震調査研究本部の資料に今回の震源域を記入 |
地元の人が「ドンと突き上げるような揺れが30秒続いた」というから直下型の地震だ。死亡された方も含めて地震の被害が大きい。
株も地震の発生で200円安になったという。大都市の地震は経済にも大きく影響するのだ。
自分の住んでいるところが断層とどういう関係にあるのか、しっかり把握し油断してはいけない。
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