忘れられていないか道草。孫の学童からの帰りが遅かったので「どうした」と聞いたら「じいちゃん カエルさん、ナメクジさんと遊んでいたんだよ」という。東京も梅雨入りで久しぶりに雨が降った。雨に濡れたアジサイなどにカエルやナメクジがいたのだろ。
どんな遊び方をしたのか聞かなかったが楽しいそうに笑っていた。
私たちが子どもの頃は学校からの帰りに田んぼや畑で道草を食ったモノだ。自然と接する機会があった。田植えが終わった後の田んぼではカエル、オタマジャクシ、ミズスマシやメダカのような小さな魚が泳いでおり手に掬って見たモノだ。
だから蛙の産んだタマゴ、オタマジャクシからカエルに変化する姿を手に取るように分かっている。
でも今は、安全を考えて集団下校で道草を食う時間など無くなった。「ゆとり」がなくなったのだ。
家に帰ればそろばん、ピアノの習い事、塾へ急ぐ。かえって来れば夕ご飯後は宿題に追われる。
今の子ども達を見るとなんだかかわいそうに思う。
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