新聞を見るにつけ予算案は不可思議だ。為替が絡んでくると予算って定まらない。2023年から5年間の防衛費43兆円も米国から購入するので為替が絡む。今、108円で計算しているのだ。これが円安になると予算が足らないことになる。だから政府は四苦八苦する。
24年度の予算案も約112兆円だが139円で計算しなおしたというが、今は150円だ。当然に変動し、予算の実態がわからなくなる。
海外の復興予算支援でもウクライナと長期支援で59の覚え書を交わしたというが、今までは他国に比べて安く120億ドル(1兆8000億円)と言われ1ドル150円での換算だ。
新聞では今後10年間に4860億ドル(約72兆円)と言われているが、これも1ドル148円の換算だ。
為替は市場で動く。動くときは、日銀が金融政策を変更し金融緩和を縮小か、利上げに移る時。FRBが利下げや利上げをするとき。さらにはトランプ氏が大統領になる時だろう。
日銀は物価上昇3%にあり、異次元の金融緩和策を縮小、あるいは利上げが想定されている。植田総裁や副総裁は「緩和な緩和策」という。恐らく0~0.5%の激しい利上げではなく0~0.1%というところだろう。それで市場はどう動くかだ。
FRBも米国経済は好調だが物価は目標の2%を超えて3%台だ。利上げはなく利下げが予想される。利下げになれば今のところゼロ金利策をとっている日本にとっては金利差が縮小し為替は円高だ。
さらにトランプ氏が大統領に返り咲けば、「米国NO1」を目指し、貿易に有利なドル安を目指すので円高に動くか。
今のところ、150円が近づくと「急激は変動は経済にわるい」と為替介入を匂わせ、市場をけん制する。
110円~150円の間での攻防だろう。今は140円が理想と市場は思っているだろうが、70円台後半だったことは理想は110円と言われていた。
当分は140円近辺で変動か。
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