2024年2月13日火曜日

物価3%に日銀白旗か:大規模緩和の出口は緩やかな緩和という

 日銀は、賃上げ→物価高の実質賃金プラスを目指すが、春闘は30年来の高い賃上げだが、40年来の物価上昇で実質賃上げは2.6%減、同時期米国0.7,英国1.6,ドイツ0.6%プラスだ。なんで日本だけマイナスなのか。

13日の株価は900円高の37800円、為替は149円台と円安、株高はアベノミクスの大規模金融政策を実施しているようだ。

しかし物価は3.1%で2年連続、41年来の伸びを示すが、加計は厳しい。1世帯当たりの消費支出は29万3900円で実質2.6%減だという。実質賃金も2.5%減、21か月連続の減だ。専門家は節約志向が続くという。

今後の物価の動向も専門家は2.84%→2.19%→1.63%(25年度)とみているが、日銀も2%を切るとみている。

日銀は物価動向の様子見だ。だから春闘での賃上げを重視している。人件費→物価上昇の好循環を確認したいのだ。

でも物価上昇も円安で輸入品の物価高が国内商品の物価高に影響している。日銀とFRBの金利差が影響している。FRBが金利を下げればぜロ金利の日本との金利差も狭まり円高に。物価も落ち着くだろうが、日銀は自らそういう手段は使わない。

でも最近、大規模金融政策の出口について日銀幹部が発言しだした。

マイナ水金利解除時も緩やかな緩和的措置になるという。他の中央銀行が0~0.5%刻みの利上げに踏み切ったが日銀は0~0.1%の利上げか。しかし利上げとは言いたくないらしい。

日銀が物価上昇3%に屈する日は近い。


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