一強他弱の政界にあって今、自民党は「政治とカネ」で揺れている。岸田政権の支持率は10%台後半、自民党内にポスト岸田か、野党が一本化できれば政権交代のチャンスだが、野党に人気がない。
でも政権交代のチャンスはあるのだ。30年前に「政治改革政権」を目指しに日本新党と新党さきがけが非自民、非共産の連立政権を構築し取り組んだ時の細川元首相は言う。「「政治改革」を一本柱に合意できない政策はとりあえず現状維持にすればいい」と。
重要な政策を合意できなくて連合政権を組むのは「野合」と自民党はけん制するが、自民党内には保守派もいればリベラル派もいる。すべてが合意されていなくてもやっていけるのだ。
細川元首相は政治資金規正法改正をやったが「監査」をやっていなかった。それが政権交代だという。
今、野党がまとまらないのは、皆好き好きなことを言い合って、まとまりがない。主導権をとれるかどうかが大きな問題なのだ。そのためには野党をまとめる人材が欲しいが見当たらない。以前は小沢さんがいたが、今は岩手でも求心力を失っている。
細川さんは、今までも事件が起きると「自民党は変わる」と支持を得ていたが、本当に変わることができるのか国民はしっかり監視することだという。
政治を変えることができるか、政権交代ができるかは有権者の考え次第なのだ。そのためにも魅力のある政治家が出てきてほしいのだ。
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