2024年2月1日木曜日

物価2%:パウエル「自信を得るまで利下げせず」、植田「自信を得るまで緩和継続」?

2%物価目標まで、「自信を得 るまで利下げせず」とFRBパウエル議長が言えば、日銀・植田総裁は「自信を得るまで緩和継続」ということか。

世界の中央銀行が物価上昇2%を目標にしている。米国は利下げの動きもあるが物価は3%台、雇用も21万人増、失業率も3.7%と低く、そろそろ「利下げ」を決めてもいいはずだが、物価が3%台ではパウエル議長は「自信が持てない」のだろう。

政策金利も5.25~5.50%、24年度中に3回の利下げを宣言していたが、「利下げ」の動きは後退、金利据え置きを決めた。

日本は、物価3.1%、2年連続、人件費の高騰はサービス価格を高騰させたが、値上げ疲れで物価は24年度2.2%、25年度は1.6%と予測している。

日銀は、2024年の春闘での企業の賃上げ、価格転嫁ができれば政策の変更もできるというが、人件費が価格に転嫁されることを示す客観的データが確認できず。決定会合では、「好循環の実現の機運が高まっている」とか「金融正常化が可能な状況に至ったと判断できる可能性が高い」と一歩踏み込んだ意見も出ているという。

しかし植田総裁は「好循環の確信が持てない」のだ。物価上昇が弱まる見方も出ておりここで緩和解除に踏み切る覚悟がないのだ。



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