2024年1月31日水曜日

今日の新聞読んで(663):「SNSは有害」の動き、米で拡大

 自分の意見を簡単に世界に公開できる便利なソーシャルメデイアだ。しかし使い方を間違えるととんでもないことになる。トランプ前大統領はSNSを駆使し自分の考えを世界に発信した。おまけに閣僚の首まで発信したのだから驚く。

今は著名な政治家、有識者が考えを発信している。政治記者が本人に会ってネタを取らなくてもSNSで集めて、記事にすることもできる。

地方の女性アナがインタグラムで写真などを公開し、フリーで全国に名を知られるようにもできる。

しかし、女性に写真を隠し撮りしたり、生徒の写真を載せて逮捕される事件まで出てきた。「セクシー田中さん」の原作者が誹謗中傷にあい自殺してと言う。他人の人権を無視したあくどい出来事だ。

ところが、ユーチューブ、フェイスブック、インスタグラム、スナップチャット、テイックトップ、Xなどソーシャルメデイアを「公衆衛生上の危険をもたらすもの」「有害物質」として指定する勧告をニューヨークが出したという。

運営企業に圧力をかけたのだ。いいことだと思う。未成年の子供が他人のプライバシーにかかわることを平気で拡散すること自体がおかしい。アメリカでは16歳未満のソーシャルメデイア利用を禁止する法案を成立させようとしている州もある。

ところが、企業は「表現の自由」を理由に反対しているらしい。新聞報道では18歳未満の若者が22年に110億ドル(1兆6000億円}近い広告収入を得たというのだ。

便利な意見発表のツールではあるが、他人の人権にかかわるような行為は厳に取り締まるべきだ。すべては責任のある行為であってほしい。我が国でもいえることだ。


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