2024年1月31日水曜日

トヨタグループの不正、「やってはいけないことをやってしまった」と

 政治、経済界のTOPを揺るがす事態が発生、日本はどうなるのか心配にもなる。政治では政治資金パーテイーでのキックバック問題で岸田総理は所信表明で「国民から疑惑の目が注がれる事態を招き極めて遺憾で心からお詫び申し上げる」と言えば、トヨタ自動車の豊田会長は関連企業の不正で「やってはいけないことをやってしまった」と謝罪した。

政治とカネの問題では何故「不記載にした」のか、「その金は何に使ったのか」を問う前に派閥の解消で問題をすり替えようとしている。

一方、トヨタグループは日野自動車が2022年に排ガス、燃費の検査データ改ざん、ダイハツが昨年安全性の不正問題を起こし、そしてトヨタ自動織機がエンジン開発で不正が発覚した。

要はトヨタの短期開発、コスト削減がコンプライアンスの欠如となったという。豊田会長は「やってはいけないことをやってしまった」という。

豊田には「かんばん方式」という生産方式があり無駄を徹底的に排除しているが、本質は「改善」だという。改善することで無駄を省いていたのだが、安全性の検査、エンジン開発で不正を起こしていては制度が歪んだことになる。

その要因が常に生産台数で世界トップを目指していたことにないか。常に新しい車を開発し市場に出さなければならない。

新聞報道ではグループ全体の生産台数は1123万台でVWを抜いてトップだという。そして2024年は生産台数を1040万台として主要部品メーカーに伝えたという。しかし一部では生産停止になりどうなるか。

豊田会長の「それいけドンドン」が系列会社に負担となっているのだ。

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