富士山は1707年以来300年噴火せず、しかし東北地方太平洋沖地震では噴火の条件を満たしていたが何かの条件が足らず噴火せず。 そして南海トラフ地震、首都直下地震はM7クラスの発生確率が70%で「何時でも発生」の状況にあるがいまだ発生していない。
さらに、宝永地震発生の49日後に富士山が噴火した巨大災害の連動の危険もあるのだ。南海トラフ地震は2030年中頃という予測も出ているが、否200年後という予測もある。どちらも著名な専門家の予測だ。
何故、発生が遅れているのか。
スイス工科大学チュッリヒ校の研究者らがラボ実験で地球のコアの熱を封じ込めている物質の熱伝導率を調査した結果、予測されていたものの1.5倍だったと言いう、想定より早い段階でマントルの動きが弱まり、プレートテクトニクスが減速する可能性があるというのだ(NewSphhere Jan 21 2022)。
マントルが熱対流し、地震を起こすプレートを動かしているのだが、その対流が遅くなるとプレートの動きも遅くなる。これがプレートテクトニクス理論だ。
しかし、そのプレートテクトニクス理論もほころび始めたというのだ(「科学理論はこうして崩壊する 科学の危機」学習研究社 1995)。
これに対して東工大の丸山先生がプルームテクトニクス論を公開している。プレートテクトニクスは地球の表面だが、マントルの大半はプルームテクトニクスが支配しているというのだ。
しかしともに疑問だらけだというのだ。
そのマントルの温度が減少し、マントルの対流が減速すればプレート表層部の挙動が変わる。
プレートとプレートの挙動が変わるので地震の発生にも変化があるのだ。発生が遅れることがあっても油断は禁物だ。必ず発生するのだ。
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