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2011年1月8日土曜日

自民党よ 国民の後ろではなく、前を歩けないか




野党に転落して以来、相変わらず自民党は国民の後を歩いている。何故国民の前を歩けないのか。
民主党が人気を落とす一方で、世論調査の支持政党では自民党が逆転するが、マニフェストに対する不満、党内抗争、政治とカネの問題で民主党が失点を重ねての結果で、特に何かが評価されているわけではない.

最近の新聞でもニュース性に乏しい自民党だ。

8日の読売新聞の朝刊40ページを見ても自民党に関する記事は、「国会日程協議の持ちかけられるのでは」に5行、「TPP参加の即時撤廃を求める会」に関連し6行、日本改新の記事の中で「自民党政権末期の発想力の枯渇」と3行しか見あたらない。

如何に野党に転落してからニュースの発信力が減ったとは言え、あまた多くの記事の中で、すべてが関連記事の中での申し訳程度の記述だ。これでは政権奪還も心許ない。

政権与党はどんな内容でも記事になるが、野党では、よっぽどの内容でないと記事にならないのか。

自民党の「NewsPochet」vol484を見てみた。確かにニュース性は乏しいが、やっていることやっている。選挙関係では300議席のうちまだ候補者が決まらない支部の公募も行なっている。これはメデイアでも報道されていたが、候補者が見つからないのはどの政党も同じだ。

民主党のように訳の分からない候補者が、新人として出てくるなんて国民をバカにしているのではないか。

谷垣さんでは華がない。石破さん、石原さん、小池さん、大島さんのいずれかが総裁になれるのか。
予算委員会では、帰り咲いた町村さんが質問に立っていたが、もっと優秀で能力のある中堅がいるはずだ。

そう言った人達で若返りすることが自民党の先決課題ではないのか。民主党でも野党時代の予算委員会で質問に立った中堅議員が、政権交代に活躍したはずだ。決して小沢さん一人の剛腕ではない。

自民党もそう言った中堅議員を表に出して、国民の前を歩かなければならない。
写真左:自民党総裁の椅子 国民の前を歩ける総裁が期待されるのではないか
写真右:自民党本部 往年の賑やかさは去ってしまった 政策を評価されての政権奪還を期待したい

2010年7月31日土曜日

ねじれ国会:自民党は復権に向け信を得るチャンスだ


「ねじれ国会」は、野党の出方によっては法案、人事案件が停滞する可能性があると過去の事例を挙げて暗いニュースが流れるが、対応次第で自民党は復権に向けて信を得るチャンスでもある。

国会で法案を真剣に審議すれば、政権与党の一方的な政策を廃して、国民全体のためによりよい内容の法案に近づける。そのためには、委員会での審議に十分な時間を確保することが必要であり、通年国会で審議時間を確保する国会改革も必要になる。

野党提案の法案、政策であっても政権党の都合によって無視して葬り去ることは出来なくなる。

ねじれ国会は、これから3年は続く。民主党が衆院で318議席持っているとは言え、ごり押しの強行採決の繰り返しは出来なくなる。

先の国会での郵政改革法案のように、自民党は民主党の強行採決を批判していたが、自民党だって政権を握っていたときには、同じような強行採決を繰り返し、民主党は批判していた。

民主党も自民党も、今まで通りだとお互いに批判しあい、国会が空転することになる。

こんなことを繰り返していては、自民党に復権のチャンスは遠のく。

今回の参院選では、各党の獲得票数を見ても自民党は選挙区、比例区共に民主党を下回っている。世論も民主党が混乱しているが、それでもまだ自民党に政権を執らそうとは考えていないようだ。もうしばらく様子見か。

ここで自民党は、国会で「大人の対応」をすべきだ。何でも反対、「反民主」一辺倒ではなく、国政に責任のある対応をすれば、政権に戻る国民の信を取り戻せるチャンスになる。

自民党は、成熟した政治へ一歩を踏み込んだら同化。

谷垣さんは地味すぎて、自民党のイメージチェンジに不向きであると、総裁の交代を訴える動きもあるが代わりになる人材がいそうにない。

でも「権力闘争の政治」から「成熟した政治」へ向かうのだから地味な谷垣さんで良いのではないか。老練な議員も沢山いる。

さらには、自民党の地方の支持基盤はまだ良さそうだ。小泉さんにぶっ壊されたと思っていたが、今回の選挙の結果でも伺える。逆に民主党は労組などの組織に頼りすぎ、小沢流の利権誘導の票集めで古い体質をさらけ出した。参院選の総括でも「風頼る」ではダメだと記している。

議席数に拘った強硬手段よりも、政策に対する国会審議で自民党は復権できるチャンスがあるのだ。その姿勢を見せて欲しい。

2010年1月16日土曜日

自民党は、本当に死ぬしかないのか


 鳩山さん、小沢さんは窮地に立ったとき、必ず「国民の皆さんのため」を連発する。国民のために一生懸命政治に取り組んでいることを訴えたいらしい。しかし、今の民主党のこの2人に「国民の皆さんのため」など行って欲しくない気持ちだ。

 一方、野党に転落した自民党は、本当にどうしようもない政党になっているのか。「政治とカネ」の問題で小沢さんの責任を追及するPTを発足させたのはよいが、この問題だけで自民党が立ち直れるとは思えない。

 ところが、自民党に関する報道は、夏の参議院選での高齢の立候補/公認をどうするか党内で揉めているなど、自民党が先の衆議院選で敗北した原因が未だ分かっていない。高齢の候補者が民主党の若手、女性候補者に敗れたり、接戦になったり下のは、小沢さんの候補者発掘が上手だった面もあるだろうが、有権者は「新鮮さ」を求めたのではなかろうか。

 今の自民党は、反対に「新鮮さ」の欠ける候補者の扱いに右往左往している状態だ。

 さらには、世襲制の禁止、世代交代を思い切って進めるチャンスなのだ。そして「クリーンさ」を出すことだ。今、民主党は「クリーンさ」に躓いている。国民は「何かがが変わる」と期待していたが、自民党以上にダーテイーさが目立ってきた。反転攻勢のきっかけにしなければならないのだが・・。

 そして、何よりも大切なのは、政策戦略がどうなっているかだ。普天間基地問題では、自民党幹部から批判の声が聞こえるが、他の政策課題では、何らメッセージが聞こえてこない。民主党はマニフェスト違反の追求で窮地に立っている。現実を重視すれば自民党政権時代の政策の妥当性もあったと思うが、どうして自民党は」主張しないのか。

 逆に考えると、「自民党の政策はダメだったのか。ダメな政策をどうして掲げたのか」と問いたくなる。

 谷垣さんは、広く国民の声を聞く必要があると判断して、「歩く。聞く。応える」をスローガンに全国行脚をスタートさせたはずだ。そこで何を吸収し、政策に活かそうとしているのか。

 情報の発信がなければ、メデイアは離れていくばかりだ。そうでなくても地味な谷垣さんにとっては、国民に向かってメッセージを発信し続けなければならない。
 そして、通常国会は波乱が予想される。自民党も早く体制を整えて、国民の支持を得るため、キチンとした方針を示さなければならない。

 小沢さんの陳情改革などで、自民党は支持団体を失う環境にある。政権をとった党に群がる団体があるのは、まだ利権を狙ってのことだ。こんな国民意識では本当の政権交代の可能な二大政党制などほど遠いが、仕方ないことだ。

 まず自民党は生まれ変わる姿を国民に見せるべきだ。それが第一歩だ。

2009年12月21日月曜日

自民党よ 「少しは変わった」と言えるか


鳩山内閣の支持率が50%を切って48%に急落した世論調査(朝日新聞2009.12.21)が発表された。鳩山首相のモタモタ感、政権発足当初の閣僚の勢いが亡くなってきたのが原因だろう。技術系の首相だから、政策課題にいろんな条件を絡めて、一番よい結果を出そうとするから途中過程で揺れるのは当然かも知れない。

 それでも、政党支持率では、民主党42%、自民党18%で圧倒的な支持を得ている。まだ国民は民主党政権で「政治が、何か変わりそう」な期待を持っているのだ。鳩山さん自身の問題かも知れない。

 しかし、その鳩山さんの政治献金疑惑でも、40%が辞任すべきであると言うが、54%は辞任の必要はないと言う。鳩山さん自身は「知らなかった」と弁解するし、小沢さんのような悪事性は低いと判断しているのだろうが、脱法行為の疑いもある。「知らなかった」ですまされる程、甘くはないと思うのだが・・。

 これらの状況は、逆に自民党に有利に展開できる可能性がある。

 通常国会での審議を考えたときに、鳩山さん及び鳩山政権にとっては苦難が続くだろう。第2次補正予算、赤字国債発行での財政規律の問題では自民党政権時の違いを争える。マニフェストの初志貫徹か、臨機応変かでは自民党の現実重視で議論できるし、税制改革では増税なき財政再建の難しさでも民主党政権と渡り合える。

 自民党は、「変わろうとしている」ことを国民に示さなければならないが、今まで何をしてきたのか。

 「政治とカネ」では、二階さんの処分で従来と同じような対応に終始したが、中堅議員からの猛反発で役職を降りた。本人が議員辞職でもしていれば、もっと状況は変わっていたはず。民主党が繰り出す政策に何ら反論できていない。これでは間違っていたことを認めるだけだ。鳩山政権にはビジョンがないと言われている。自民党にこれが成長戦略だというビジョンはないのか。今一番大事なのは生活苦難者の救済と雇用創出であるが、何も政策がなかったのか。

 さらには、悪い情報ばかり目に付く。離党者も続いている。自民党は消滅するしかないとか、名称を変えて出直すしかないとか、ネガテイブな情報ばかりだ。

 今、民主党政権は、理想から現実への直面で大きく揺れているのだ。まず自民党は変わってきていることを示せ。

 まず、総選挙敗北の総括をすることだ。森さんや青木さんら今まで政権を維持してきた長老に気兼ねしていては、自民党は変われない。世代交代も進めることだ。来夏の参議員選では思い切って長老は辞退すべきだ。「政治とカネ」の問題では、党内で厳しく対応すべきだ。

 そして、成長戦略のビジョンを示せ。政権の座から滑り落ちると、莫大な情報を持っている官僚組織からも遠ざかることになるが、民主党に出来ないことを先んじてやることだ。

 自民党には、しっかりしてもらわなければ、健全な二大政党制は難しい。民主政治を守るためにも、自民党は今までのしがらみから脱皮し、がんばらなければならない。

2009年11月13日金曜日

自民党よ このままでは”おいてきぼり”だ


事業仕分け作業も3日目にはいると、民主党閣僚内にも異論が出るように、いろんな意見が出てくる。「地方交付金はマニフェストに則ったモノだ」「事業仕分け基準をはっきりさせるべきだ」から、思いやり予算について防衛大臣は「相手もあることだし、今防衛省で水面下で交渉している。任せて欲しい」という。この大臣は業務仕分けの目的が分かっているのか疑問に思う。防衛省に任せているとろくな事がないから、国民の目線でチェックしているのではないか。

 連立与党内でも、不協和音が聞こえる。「仕分け人の資格は」「誰が認めたのか、その根拠は」「外人をいれるのはけしからん」「やり玉に挙げる事業の基準が分からない」とか、「自分の党からも参加させろ」など注目度が上がるたびにやっかみとも聞こえる。

 確かに、急いだ余り、よく議論しコンセンサスを得ていなかった点もいなめないが、それを差し引いても、その効果は大きいと期待する。

 しかし、之も自民党政権時の政権の見直しであって、「廃止」「見直し」を決定していればよいが、来年度予算編成では、本当の民主党の力量が問われることになる。そこのところの決意は出来ているのか。

 それにしても、自民党は何をしているのか

 テレビ画面では麻生さんが「右から左にパッパパッパと移せるものではない」とか、伊吹さんは「何やら公開処刑のようだ」と批判して見せたが、大手全国紙は自民党に関し、どんな記事を載せているのか。

 自民党首脳である石破さんは、毎日フォーラム・・「日本の選択」で「スピーデイーだが、乱暴だ」と事業仕分けを批判した(毎日新聞2009.11.13)。しかし、一緒だった仙谷さんのコメントに比べて、余りにも少なすぎる。政権の中枢にいる人と比べて扱いがこんなに違うのか。

 政権時は権勢を誇った自民党の政務調査会も87から道路調査会も含め減らして19にするという(毎日新聞2009.11.13)。国政への影響が大幅に縮小するのは目に見えたことである。小沢さんが提案しているように、行政への請願を一元化することになれば、自民党は息の根も止められる運命にある。

 自民党派閥の影も薄く離脱が続出して、無派閥が自民党衆院で最大勢力になったと言う(読売新聞 2009.11.13)。以前は権力機関であったが、今は情報を取りに来る議員サロンになったという。選挙資金や選挙指南などから派閥の役割が大きく変わってきたようだ。

 民主党鳩山内閣を直接批判としては、谷垣さんが「鳩山政権は偽物」と言ったことだ(読売新聞 2009.11.13)。鳩山政権はH.FAKE(詐欺師)だという。Fは普天間基地問題、Aは天下り、Kは献金疑惑、Eは経済問題。「変転、はぐらかし、H(開き直り)していると言うのだ。

 驚いたことに、朝日新聞は、同日の朝刊では自民党関連記事が見あたらなかった。

 自民党は一体どうなっているのか

 自民党政権時、やってきた政策、官僚に任せてきた政策にどうして弁解できないのか。官僚主導から政治主導への過程の中で、間違っていたことを黙認するのか。

 今まで、自民党政権が重要な課題を発表するたびに、野党である民主党は幹事長が反論のコメントを出していた。今の野党・自民党に反対のコメントを出す力も無くなってきたのか。

 今実施されている事業仕分け作業が終わり、結果が報告された時点で、自民党は自分たちのやってきた政策にキチンと弁明できるのか。

 自民党の政策が「負の遺産」としてレッテルを張られようとしている今、自民党に関するニュースは、後ろ向きなニュースが多い。

 これでは、大きく変わろうとしている政治から“置いてきぼり”を食わされかねない。国民に向け、しっかりしたメッセージを流さないと、本当に埋没してしまう。
 谷垣さんが、健全な民主主義を守ると言うのであれば、国民にメッセージを流せ

2009年11月11日水曜日

どうした自民党 堂々たる野党で闘え




 なかなか自民党に今置かれている立場が理解できないらしい。自信亡失の状態で、何をしたらよいのか定まらないようだ。

 この急場を凌ぐに谷垣さんしか思い当たらない。若手の登用が大事と思っても、人事となると経験を重要視し、急激な若返りを嫌って無難な人事になる。「幹事長は誰」と聞かれても直ぐに名前が浮かんでこない(少し考えて大島さんだと言うことになる)。

 臨時国会の予算委員会での自民党の質問も何やら迫力に欠けていた。今の鳩山政権は、自民党政権の180度方向転換した政策になっているのだから、自民党は政権を担っていた時の政策で何故反撃できないのか。自民党政権での政策と民主党政権での政策の違いを国民に何故明らかに出来なかったのか。

 国民が民主党マニフェストを選んだと言うことで、自民党は政策立案の自信を喪失したのか。それとも自民党の質問者は自民党政策に精通していなかったのか。真剣な政策論争にかけていた。

 それも仕方ないことかも知れない。今の自民党にとっては、どうやってこの敗北から這い上がるかが問題なのだが、それが非常に難題なのだ。政権から引きづり降ろされた衝撃は余りにも大きかった。

 「みんなでやろうぜ!」をスローガンに、総裁の座に就いた谷垣さんは、「再生こそ 私の使命」と、党の信頼回復に全身全霊を傾けると主張、思い切った党改革の断行と国民との対話を進め、国民の期待に応えられる政党に生まれ変わる決意を新たにしている。

 その国民との対話には「歩く。聞く。応える。」が大切で、日本各地を歩き、地域の声に真摯に耳を傾けるために、大阪を皮切りに全国行脚を始めた。

 「政治は国民のもの」という立党の原点に立ち返り、国民との対話から党再生のヒントを掴もうとしているのだ。

 大阪での行脚では、先の総選挙の敗因を「地域に根を生やした方々とのパイプが細くなった」ことを上げている。公共事業の見直し、郵政民営化などの構造改革推進で、自民党の旧来の支持基盤が脆弱になってきたことは既に指摘されていた。

 自民党再生に向けて、先の大惨敗の総選挙の総括をまずすべきなのが筋道ではあるが、今の自民党にはこの総括が出来ないのだ。これが出来ないから次ぎの展望が開けてこない。その出来ない理由に構造改革推進の是非を議論する勇気がないことだ。

 「新しい人材の育成が急務だ」という指摘に対して、谷垣さんは「党内に教育機能がなくなったとは思わないが、若手を発掘し、政治的関心を持ってもらう機能を充実する必要がある」という。自民党はどうしても、世襲制、血縁で後継者を育てがちであった。そのために官僚で議員を志す者は、民主党へとなびいた。

 これから与野党に関係なく積極的に進めて欲しい課題に、「教育問題」がある。本来親がやらなければならないことを、学校に押しつけている。家庭での教育力が相当落ちているのだ。大平さんが以前「家庭基盤の充実」を主張したことがあったが、こういう教育に力を入れる、正常に戻す事が、自民党再生の一つの鍵としている。

 そして、政策の方向性について、自民党は各種団体と突込んだ議論をし、出来る限り自民党としての考え方、対策を出していくという。

  「このどん底状態」でも、自民党を支えている人達はどう考えているのか、「今回だけはゴメン」と離れていった人達もどう思っているのか。今、言えることは、国民の願いは「雇用の確保、景気回復、地域の活性化」だろう。兎に角「仕事は欲しい」に尽きるのではないか。

 自民党が次ぎにどんな政策を打ち出してくるか。公平感のある生活支援、景気回復策を期待したいのだが・・。


 一方、民主党に対しては、攻撃の材料に事欠かない。

あれほど国民が期待した民主党政権も、理想論のマニフェストに対して、現実論では行き詰まっている。機関誌「自由民主」2393号では「マニフェスト変更」、「普天間基地問題の迷走」、「インド洋補給問題の先送り」、「補正予算の方針の大揺れ」を指摘し、民主党政権に対する不安を浮き彫りにしている。

 小沢さんの国会改革も急進的だ。議員立法禁止や本会議での代表質問をしない方針は、民主主義を弱めるものだと反対し、体を張ってでも民主主義を守ると決意を新たにした。
小沢さんお暴走を止めるには、野党である自民党がしっかりした闘いを挑まなければならない。
 政治の信頼を損ねる政治資金規正法違反でも、民主党は鳩山代表、小沢幹事長に新たな疑惑が持ち上がっている。もっと他にやらなければならない事があるとは言え、この2人がいる限り、民主党が政治的信頼を取り戻すのは難しい。細川政権の時のように、自民党の追求の仕方によっては、途中での放り出しの危険もある。

 しかし、崩れた地方組織の再生はかなり難しそうだ。自民党は次ぎの選挙の公認内定にもなる小選挙区支部長の就任基準を決めたが、相変わらず古い名前が挙がっている。世代交代もなかなか進みそうにない。谷垣さんを総裁に担いだのだから当然の結果だろうが・・。

自民党本部に機関誌「自由民主」を貰いに行った(実際には105円で買った)。職員に「自民党はどうなんですか」と聞くと、「見ての通りです」と苦笑う。本部は尋ねる人も少なく、閑散としている。「依然は賑やかだった」と肩を落とす。

 自民党が再生をかけた、全国行脚での地域の人達の考えをどう吸い上げていくのか。大いに関心をもって見ている。

 そして、野党として堂々と闘って欲しい。

2009年9月4日金曜日

自民党復権への道




 衆議院議席296から119へ、自民党の大惨敗の結果に終わった。
 
 先の衆院選は、自民vs自民の戦い
 今回の選挙で、民主党は自民党大物議員、問題議員へ女性新人候補を当てるなど、自民vs民主のであったが、前回は郵政民営化賛成派の自民vs郵政民営化反対派の自民の戦いで、刺客とは言うが自民党が自民党の仲間を制するモノであった。結果は、獲得票数では賛成、反対が拮抗するモノであったが、獲得議席数は自民党が296議席と圧倒的に多かった。

 小泉さんはその後「改革なくして、成長なし」をスローガンに思い切った改革を断行していった。年金問題では「加入していたかどうか」が問題になり、小泉さんは「人生いろいろ、会社もいろいろ」と自分の加入問題もはぐらかす奇妙な答弁に終始した。

 これだけ問題になっていた年金問題でも、不思議なことに民主党は小泉政権を追いつめる術がなかったのだ。

 そして小泉さんは、任期一杯で退く
 多くの続投エールを振り切り、国会会期延長もせずに任期一杯で退くことを決めた。兎に角、国会を延長せず、総理の座を退くことを急いだ。総理の座を禅譲された安倍政権で、年金に関する大問題が噴出したことを考えると、自分の政権で火の粉を浴びることを嫌ったのだ。新聞報道によると、後で「国会を延長しなくてよかった」と述懐していた事からもそのことは伺える。

 長老、キーパーソンによる政権たらい回し 
 小泉さんに再出馬の期待がかかるが、後に続く安倍、福田政権を作り上げた。しかし、参議院での「ねじれ国会」の状態でもあり、安倍、福田両総理は政策推進のために、民主党小沢さんに協力を求めるが、安倍さんは「あってもくれない」、福田さんは、小沢さんと話し合った連立構想も、民主党内の猛反発に会い破談に。党首討論で「誰と話したらいいのか、本当に困っている」と愚痴る始末だ。

 安倍さんは、体調を崩し政権を放り出したが、福田さんも「選挙に勝てる顔ではない」を理由に、これも政権を放り出した。このことは世襲議員のひ弱さを国民に見せつけた。

 度重なるたらい回し麻生政権が誕生
 たかが自民党総裁選が、何故こんな総選挙のようなお祭り騒ぎになるのかと疑問を投げかけた自民党総裁選で、マンガオタクで若者、無党派層に人気があると見た長老、キーパースンが麻生さんを担いだ。今、このようなやり方を批判している若手、中堅議員も雪崩を打ったように麻生支持で固まった。

 御名御璽など古い表現を使って所信表明をした麻生さんに、期待が集まったが、それは一時の夢だった。

 総理の資質、行政への不満、閣僚の不祥事で麻生政権は信頼を失う
 「選挙の顔」として選ばれ、選挙管理内閣の様相を示していたが、折からのリーマン・ショックで、世界的な経済危機に立ち向かわなければならなくなった。「政局より経済対策」を優先し財政出動に打って出た。08年、09年度本予算、補正予算と休む間もない財政出動に最後の方では、アニメ殿堂など愚かな箱モノ政策しか出てこない程になっている。

 麻生さん自身の素質の問題も出て内閣支持率は下がる一方、それに公務員制度改革の生ぬるさは、渡辺さんの離党へとなった。長年の構造改革も加わって格差社会が顕在化し、派遣社員の契約打ち切りは大きな社会問題になった。

 デイスカッションの苦手と言われる小沢さんとの党首討論でも、麻生さんには分がない。理論的主張は小沢さんに軍配だ。

 他に上げればきりがない。

 市場原理主義の構造改革からの離別
 「元々、私の場合は郵政民営化には反対だった」と言う発言も飛びだし国民はあっけにとられただろう。格差社会に対する批判がつのる中で、自民党はマニフェストで構造改革からの方針転換を唄った。

 小泉構造改革の真剣な総括が必要であるが未だやられないままの方針の転換だ。何故、総括が出来ないのか不思議だ。

 既に引退を表明していた小泉さんが、ある後援会で「自分が総理大臣についたのが、本当に良かったのかどうか」という発言をしたとメデイアが伝えていたのを聞き、小泉さん自身の総括もない事に、無責任さも感じる。

 過去の反省もなく、前へ前へ進む政治に不信感が募らないか。

 自民党でも若手、中堅議員はがんばっている
 若手、中堅議員ががんばっているのは民主党ばかりではない。自民党の若手、中堅議員もがんばっている。ムダ排除にはプロジェクトチームも出来、各省の政策の洗い直しをやっているし、メタボ国会も開催し国民とのタウン・ミーテイングもやっている。私も一度参加し「このような催し物では、年配者の参加申し込みが多いのでは」と質問すると、「いや、麻生さんが総裁になってから若者の申し込みも多くなった」と言う。

 政府とプロジェクトチームの政策の判断は、誰が見てもプロジェクトの言い分が正しい。麻生政権は官僚の言いなりの政策だ。

 自民党執行部も党員から見放されている
 選挙を控えて「麻生さんでは戦えない」という意見が続出し「麻生おろし」の動きも出てきたが、自民党執行部は、公認問題、選挙資金で脅しにかかったのだろう。反麻生の急先鋒だった、中川さんが議員懇談会で急に握手までした事からも伺える。

 選挙での敗北後も、これと言った方針が打ち出せず、首班指名で誰にするのかも宙に浮いたままだ。麻生さんも辞意は表明するも辞職せず、執行部も同様な状態で落選した前職が執行部を怒りまくるのも理解できる。

 自民党は党内から崩壊している
 次の核となる人が見つからないのだから、ドウしようもない。バラバラな状態で選挙に突入し、敗北後もバラバラなのだから組織として崩壊したのも同然だ。
 メデイアは、そんな自民党の映像流すので、重大さを目の当たりにする。本当にそうなのか。

 自民党復権への道
  いろんな手はあるだろうが、長期政権からの挫折は立ち直るにも茨の道だ。

  一番やらなければならないことは、民主党とは違った「自民党のあるべき姿」の構築だ。そのためには、旧来型の組織を引きずっていては理解されない。諸悪の根源かどうかは知らないが、勉強するグループは別として、モチ代、選挙資金を頼る派閥は解消すべきだろう。

 そして、国民の民意を汲み取った政策立案が大切ではないのか。今までの自民党の政策は官僚に頼った政策、企画会社の企画に頼りすぎてはいなかったか。自民党員が民意を吸い上げ、自民党員が政策を作り上げていく。そんなプロセスも必要になる。
 世代交代も必要だろう。折角設けた年齢制限も難なく破ってしまうやり方。あと1年で勤続50年で銅像が建つことを目指して高齢者が立候補し敗退する姿も見た。小選挙区で負けた党員が、今回の敗退のげんいんを作った長老や派閥の領袖、総理経験者の勇退を追求していたが、これが若手、中堅の本音だろう。

 今回の選挙でも、高齢の大物議員が民主党の若手女性候補に苦戦する姿は、見ていて滑稽だった。永年勤続などもっての他だ。若手を育てて世代交代する。議席を独り占めにしないことが重要だ。

 「政治と金」はクリーンに。政治資金規正法違反事件など起こしてはならない。

 民主党は鳩山さん、小沢さんと言うトップ2が、政治資金規正法で疑惑を問われている。小沢さんは秘書が政治資金規正法の虚偽報告で逮捕された。あっせん収賄の疑惑もあるらしいが、金を送った側は認めるが、受け取った側に認識がなければなかなか罪を問いにくい。

 小沢さんの政治力で、公共事業が取れると期待(誤解)して献金し続けたが、小沢さん側は何もせずに、タダ金を受け取るだけでは詐欺行為ではないか。鳩山さんだって、故人献金なんて、笑えないジョークだ。こっちの方は脱税の疑いも出ているらしい。細川政権の時の佐川急便事件の時のように自民党激しく追求してくるだろう。

 検察庁には、がんばって政界浄化を行なって欲しいが、民主党にとっては手痛いことになる。1人なら代わりに岡田さんや菅さんがいるので、何とかなるが、2人では致命傷だ。政権を譲り渡すしかない。

 こうなれば、野党である自民党にとっては復権のチャンスだ。
 若手、中堅議員を中心に、「新しい自民党」を構築することが先決だろう。

2009年7月8日水曜日

開かれた自民党:政界での派閥/グループは必要悪では

東国原知事の自民党応援あるいは出馬の条件として「総裁候補に出来るか」で本人と古賀さんの発言が巣こそ違っている。恐らく先の東国原さんの発言が本当なのだろう。
 
自民党には「バカにするな」の声も多いし、世論調査でも「出馬しないほうがよい」が80%以上を占めている。タレント出身の知事の人気に頼って支持を挽回しようとする自民党も情けない政党になったし、東国原さんにも批判が集まる。「どぎゃんなるんだ」と心配になる。

 でも言えることは、東国原さんの言うように「開かれた自民党」なのだ。今の自民党の総裁選を見ると、国会議員の20人以上の推薦が必要なようだが、これはなかなか高いハードルのようだ。派閥単位で立候補、票集めをしなければ不可能だろう。

 野心があり立候補しようにも出来ない人が出てくる事になる。先の自民党総裁選でも、20人が集まらず、断念した人もいることは事実だ。東国原さんが立候補するには20人以上の賛同を得るようにするか、20人の条件を削除し誰でも立候補出来るようにするかだ。

 ところで、政界の派閥/グループは悪なのか。

 国会議員は国民全体の代表者であり、派閥の考えに縛られず、自由な意見発表や投票も大事である。先の臓器移植法改正では自由投票になった。事の重大さから、意見をまとめきれなかったのだろう。

 多数の人が集まれば、考え方、目指す方向を同一視するグループが出来るのは当たり前だ。そして共通する目的に向かい邁進することは何ら悪くはない。国会でも722人が一人一人バラバラではまとまらない。数十人が集まり議論を重ねて方向性をだし、まとめていくことは重要である。

 一時、派閥の弊害をなくそうと派閥の解体を行ったが、メデイアは旧○○派などと記すようになり、いつの間にか派閥が復活した。

 更には、派閥に属することは政治資金の面でもメリットがある。大きい派閥は政治献金も集まるし、モチ代も高い。政治に金がかかる現状では派閥に群がりやすい。

 今、政界再編を睨んだ動きも出ている。キャステイング・ボードを握るために必死であろうが、背後には金がある。

 派閥、グループ化は悪弊も多いが、多数の国会議員がまとまり、方向性を築いていくことは重要なのだが、古参議員や派閥の領袖クラスが料亭でする密室政治ゴメンだ。

 東国原さんは、自民党に一石を投じたが宮崎に残るも茨の道、下野が確実視されている自民党から出馬するのも茨の道。県民、国民はバカではない。東国原劇場には乗らない。

2009年7月7日火曜日

自民党議員よ 駄目な麻生さんに頼っていないか


麻生さんは総理にふさわしくない。内閣支持率は20%前後で、続く都議会議員選でも民主党に入れようとしている人が多い。

 自民党の支持率が上がるのは、麻生さんが「辞める時」でしか無くなった。麻生さんが総理総裁に居座っている以上は、自民党議員は泥船に乗っているのだ。派閥単位や小グループで、何とかしてこの自殺行為から抜け出そうと、もがいているが、今の自民党を引っ張っていこうとするポスト麻生が現れてこない。
 
 このままでは、本当に自民党はダメになる。中には若手でPTを作り、政策の見直しなどを行っている優秀な議員もいるので残念なことである。

 麻生さんが辞めないのであれば、自民党の顔として麻生さんに頼らず、個人個人の政策を各自の有権者に訴えて選挙を戦ったらどうか。

 古参議員や世襲議員、「政治と金」などに問題のある候補者は落ちればいい。ニュー自民党で4年後の政権復帰を狙ったらどうか。その時は、民主党の置かれている立場も今とは違っているだろう。

 麻生自民党がダメなのであれば、自民党マニフェスト(そんなに目新しいモノはないのでは・・)に拘らず、「国民のため」の自分なりの政策を訴えて、生き残りをかけた方が惨敗度が違ってくるような気がする。

 今、TVで「自民党は実行し続ける」とPRしている。国民のほとんどは、「もう辞めてくれ」と言っているのが分からないのだ。