2014年3月29日土曜日

猪瀬さん、渡辺さんに見る嘘か本当か:汗をかいたり、水を飲み時は嘘?

猪瀬前都知事、みんなの党代表の渡辺さんが選挙資金疑惑に直面し記者会見しているのを見て、嘘を言っているのか、本当のことを言っているのかは、汗をかいたり水を飲んだりする行為から嘘を言っていると判断できる。

猪瀬さんの5000万円疑惑は、50万円の略式起訴で幕引きになった。

猪瀬さんは議会や百条委で追求されたとき、「生活が心配なので借りた」、「政治資金ではない」、「東電病院の売却とは関係ない」などと弁解し、5000万円の札束に見せた箱を鞄に入れる猿芝居まで演じたが、汗がたらたらで頻繁に顔を拭く仕草は誰が見ても「嘘をいっている」と感じたものだ。

罰金納付後の28日の記者会見では「全て嘘だったこと」を白状し、「個人の借り入れ」を翻し容疑を認めた。このときも何故か汗を拭うシーンがメデイアにでた。気温も高く、会見場も暑かったせいもあるのだろうが、嘘をついた反省の良心からでたのだろうか。それともまだ何か嘘があるのだろうか。

一方、8億円疑惑のみんなの党の渡辺さんは、「個人で借りた」、「選挙資金ではない」と猪瀬さんと同じ戦法、「違法の認識はない」「単なる事務的なミス、精査して修正する」と従来から嫌疑をかけられた議員の常套句を言う。

記者から使途を聞かれると、「政治活動に必要な諸々」とか「熊手の購入」で話を誤魔化す。

渡辺さんも嘘をつくのにのどが渇いたのか、しきりにコップで水を飲んでいたシーンが流れた。

真実を隠し、嘘を言うときは汗が出たり、のどが渇くのだろう。

ところが、「政治とカネ」の問題では常に名前が挙がる小沢さんはどうか。政治資金の問題で秘書は有罪になったが、小沢さん自身は検察では不起訴、裁判でも無罪だった。小沢さんは記者会見で汗をかいたり、水を飲んだりはしなかった。

自分に違法行為はないと確信していたのだろう。それとも強力な弁護団が付くので心配ないと思っていたのか。

地検特捜部は自らネタ探しはしないが、メデイアでの記事は事件捜査の発端にはなるらしい。信頼が失墜している特捜部が渡辺さんの政治資金疑惑をどう処理するのか注目だ。

党には政党交付金、多額の事務処理費などが税金から拠出されるが、その使途は不透明であったらしい。公正に運用していれば良かったのだが、全て渡辺さんが独断で差配していたという。

選挙にでもなれば供託金がいるし、落選した候補者にはその後の生活の援助も必要だ。自分のひいきの議員を増やそうと思うと不公平な差配もあるだろう。うがった見方だが、みんなの党内での自分の主権を得ようとするなら「責任野党」を総理の施政方針演説に取り入れてもらうための裏金もあるだろう。離党問題に際してはカネで残留を促す手もある。

代表としてもろもろにカネがかかることは分かるが、政治家として政治資金規正法違反行為は許されない。


記者会見で水を飲んだり、汗をかく姿は嘘をついている証拠ではないか。 

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