2014年3月28日金曜日

渡辺代表8億円裏金疑惑(2):それでも「責任野党」の代表と言えるのか

渡辺代表は、これでも「責任野党」の代表と言えるのか。みんなの党の渡辺代表が8億円裏金疑惑に対して開いた記者会見での事実説明には曖昧な点が多く、「単なる事務的ミス」、「個人での借り入れ」を強調し「違法性に認識がない」ことを表明した。

折しも、5000万円疑惑で同じ論法で「個人的借り入れ」を主張していた猪瀬前都知事は、最終的に「選挙資金」であったことを認め地検は略式起訴で幕引きとするらしい。選挙に使っていないこと、知事を辞任し責任を取っていることが理由なのだろう。

この猪瀬さんの5000万円疑惑、都知事選前には細川さんの1億円問題に関し囲み記者会見で渡辺さんは厳しい批判をしていた。我が身のことは毛頭問題にしていなかった為の発言だったのか。

どうして政治家は政治資金規正法違反容疑を「単なる事務的ミス」とし、修正申告すれば済む形式犯と軽く見ているのか。

小沢さんの時もそう発言していたし、渡辺さんも資産報告書は事務的ミスなので訂正したいという。

政治家は他人の過ちを参考に類似の違反事案を自ら適正化する能力が無いのか。

それともやってしまったことを修正するには辻褄が合いにくく、バレるまで黙りを決め込むしかないのか。

政治家自身が自らの政治資金の運用にミスを犯すなんて不思議なことだ。選挙活動の公明正大さを保証する制度なのだから率先して法の趣旨を遵守するのが政治家に求められる姿勢ではないか。

過去にも厳しい追及で大臣を辞めた人、自殺者まででたことがある。渡辺さんも記者会見で「党代表の辞任があるのか」と追求され、「辞任はしない」と答えていた。

しかし、これで渡辺さんの「責任野党」の代表としての資質の疑問が出て来たし、自民党安倍政権も距離を置くだろう。みんなの党内も浮き足だってくる。内閣改造で渡辺さんの入閣の芽はたたれた。

「違法の認識がない」ことを通すのであれば、離党し、又1人になって責任を取るべきだ。

私たちが選んだ国会議員を道ズレにすることは止めてほしい。

更にこの支持者からの訴えに重要なことが指摘されている。

それは、みんなの党の結党時の考えが大きく変質したことだ。今、渡辺さんは「責任野党」として、自民党渡辺派としてのスタンスを強調している。支持者はそれに嫌気がさして支援を打ち切ったのだ。江田さんはその変質を批判して受け入れられず14人で離党した。

今、みんなの党に残っている連中は、結党時の考えに賛同してのことか、それとも渡辺さんを頼ってのことか。

よく考えて、自らの道を選ぶべきだ。

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