日本を変える前に、日本維新の会が 変わってしまうのではないか 日本維新の会HPより |
日本維新の会がピンチだ。石原、橋下両代表のチグハグな言動が国民の信頼を落とし、衰退→分裂の道か。衆議院53人、参議院9人の陣容を抱える日本維新の会だが野党か与党かの立場も曖昧で、みんなの党、民主党からは野党と認められていない。
何かと日本維新の会の決めることは生徒会、学級崩壊と揶揄されるが、それで党運営が未熟と言うことか。それとも皆が自分勝手のことばかり言っているというのか。
何かと日本維新の会の決めることは生徒会、学級崩壊と揶揄されるが、それで党運営が未熟と言うことか。それとも皆が自分勝手のことばかり言っているというのか。
橋下共同代表は、大阪都構想が思うように行かず、打開策として大阪市長の出直し選に打って出たが、大儀なしの選挙は戦えないと他の党は相手にせず、おまけに石原共同代表も議会構成が変わらないのだから意味は無いと突き放す。
一方、石原共同代表は、先の東京都知事選では、機関決定もせずに早々と田母神さんを支持し、日本維新の会は自由投票になった。更に原発の必要性を強調するあまり若手議員から「出て行け」と反発を招くも発言撤回はせず、離党もしないという。
橋下さんの慰安婦問題発言に端を発し、石原さんの身勝手な言動で日本維新の会は衰退傾向が見え分裂の一歩手前の様相だ。
結いの党、民主党の一部と野党再編を目指す橋下さんの動きもあるが、石原さんは憲法観が違うと否定的だ。
このように一つ一つが橋下さんと石原さんでは違うのだ。側近は分裂だけは避けようとアドバイスするが効果はない。
国会議員が所属政党の拘束を受けずに自由に投票出来ることは良いことと思う反面、何よりも数が重要な政界にあって大きな政界のうねりに乗ることはむずかしいだろう。
何でこんなになってしまったのか。
数を確保するために結集では同調出来たが、政策の大きな違いは解消できなかった。1年足らずで辞職した議員も出てくる始末だ。
思えば、橋下大阪府知事(当時)、石原東京都知事(当時)が、地方分権、打倒中央官僚を掲げて意気投合した。石原さんが「オレは年だ。若いお前が」と言えば、橋下さんは「石原さんの力は大きい」とエールを送る。国会での議員活動にはどうしても現役国会議員の数が必要で、石原さんは太陽の党を結成し、大阪維新の会と日本維新の会を結成した。
良かったのはそこまでだ。
主導権争いも絡んでチグハグな党運営が続く。みんなの党、民主党が野党と認めないと言う程、日本維新の会の立ち位置が曖昧になってきた。
橋下さんの狙う野党再編で巨大な与党に立ち向かう構想も、本来が保守の石原さんのグループと袂を分かたなければ今後の動きも取れないのではないか。
その前に、橋下さんが大阪市長出直し選で有権者の支持を得られなかったら橋下さんの政治生命は終わりだ。
日本維新の会は、分裂し立ち位置をはっきりしなければ生き残れないのではなかろうか。
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