野党再編、第三極構想で主要政策で合意と言うが、今は時期尚早ではないか。野党の分裂、各議員の軸足の置き方が決まるまで待てと言うのが正解ではないか。
そもそも何のために国会議員は徒党を組むのか。政権奪取、あわよくば大臣、自分の立ち位置をはっきりさせたい。色々理由はあるだろうが節操なき付和雷同、離合集散には呆れかえるばかりだ。
考えられるのは、自民党一党支配に対峙するには野党が結束してかからなければ安倍政権では日本の行く末が心配になると言うことだろう。
でも小沢さんや石原さんが言う大同団結でまず数で勢力を得、政権に着いても政策論議になるとまとまらず党内分裂になっては元も子もない。一方、政策を詰めていくと勢力を得る党勢にはならない。
無理して数をそろえ政権を得ても民主党政権の二の舞だ。
ここは、野党が分裂、解体し、議員が丸裸になり自分の行く末を真剣に考えなければならなくなるまで野党再編は待つべきではないか。
民主党は、自分中心の再編でないと乗らないらしい。海江田さんでは党勢を伸ばすことは出来ず、次は辞任しかない。野党再編ではなく、取り敢えず勉強会に参加している細野さんだって次の民主党代表の座を狙っているのではないか。どんな野党が出来るのか分からないよりも今の民主党の方が安心感はあるだろう。
その民主党も再編のキーマンを欠くので生活の党の小沢さんのグループと一緒になる構想もあるそうだ。まだまだ民主党の姿が見えてこない。
日本維新の会は、橋下さんと石原さんで政策に大きな違いが見えてきた。この党は分裂解体しか道はない。橋下さんと石原さんが中途半端に導いて行っては何時までもゴタゴタが絶えない。
みんなの党は、渡辺さんの8億円疑惑がどうなるかだ。この疑惑で安倍政権も距離を置くだろうから「責任野党」としての仕事は出来なくなる。分裂、解体を待つべきだ。
結いの党はどうか。江田さんは再編を狙っているが、自ら言っているように「政策合意」が大事だ。日本維新の会の分裂待ちではないか。
自民党も集団的自衛権容認、増税で安倍総理に一辺倒ではなくなってきた。でも自民党を飛び出してでも野党再編に取り組む連中はいないだろう。
公明党も安倍政権にブレーキ役を果たしている。永く連立与党を組んでいるが、ギクシャク感が目立ちだした。でも利権の多い政権与党を飛び出し野党再編に向かう可能は低いのではないか。
社民党はどう動くか。このままでは党も消滅の危機だ。所属議員が生き残りをどうかけるか。共産党は是々非々の対応だろう。
兎に角、これと言った再編へのキーパーソンがいない。各野党も党内事情を抱え分裂の危機にある。
不透明な存在より分裂解体で議員を放り出し、一人一人が自分の生き残り道を見つけることから始めないと本当の野党再編は無理である。
メデイアの野党再編、第三極構想に煽られて中途半端な再編は禁物だ。
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