気象庁 地震情報 平成26年3月27日4時29分 静岡県東部地震 気象庁HPより |
富士山は前回の噴火から既に300年が過ぎ、そろそろ噴火ではないかと思われている。近くの箱根山も3000年が経ち心配が尽きない。
今までの経験から富士山噴火の前には、M4~5の地震が多発している。前回噴火の1707年11月には約30回の地震が起こり、16日6時に強い地震の後、8時に東麓で噴火が始まったという(火山災害の研究 平成9年9月 損害保険料算定会)。49日前にはM8.6の宝永大地震が発生していたのだ。
巨大地震と巨大噴火がほとんど同時に起きたのだ。
富士山噴火に対する想定タイムテーブルも火山性微動に引き続き群発地震が活発になり噴火開始となるそうていだ(同上)。
今の状況はどうなのか。日本気象協会のtenki.jpで静岡県東部地震を検索してみた。
2009年にM2.2~3.9が4回、2010年にはM2.7が1回でほとんど注目されなかったが2011年には東北地方太平洋沖地震の誘発地震で15日にはM6.4が南麓付近で発生したのを含め37回を記録、巨大地震の影響に驚く。
その後、2012年にはM4が1回、2013年にM2.2~2.9が4回、そして2014年は今回のM2.6だ。
日本気象協会tenki.jpで 静岡県東部地震の震源域 をプロットした 赤○地域に集中している |
2012年以降は大きな地震は記録されていないが、2000~2001年にかけて深部低周波地震が多発したことがあった。富士山噴火に呼応して活発化するので注目された。
規模は大きくなかったが7カ月ぶりの静岡県東部地震発生で富士山噴火を考えてみた。
前回噴火から300年たつが、付近では湖の異常な水位低下、住宅地などでの異常出水が問題になり富士山噴火と相まって心配されている。
異常に恐れることはないが、正当に恐れることも難しい。
最近の地震情報 東北沖から南西諸島まで広い範囲で多発している |
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