2015年5月7日木曜日

アベノミクスはまあまあ、集団的自衛権は反対:でも安倍政権を支持してしまって後悔

アベノミクスは,まあ不十分だが良いことにしておこう、集団的自衛権、憲法改正は反対でも安倍政権を支持してしまった。安倍政権の経済政策であるアベノミクスに成果を期待したのだけれど期待外れだった。

確かに選挙では「アベノミクスの成果を津々浦々まで」と言うからこれから効果もでるだろうと期待したのが主だった理由だったが、朝日新聞世論調査(2015.5.2)では、安倍政権の経済政策について「大いに評価」3%、「ある程度評価」46%、「余り評価しない」35%、「全く評価しない」13%で、賛否五分五分だ。「暮らしも変わらない」が73%、「悪くなった」21%で暮らし向きは良くない。

それを知ってか知らずか、最近アベノミクスは話題にならない。鳴り物入りで導入した異次元の金融政策も円安→物価高の経済の悪循環の様相だ。朝日新聞の世論調査でも質問項目にアベノミクスの語は使われていない。アベノミクスの語を使うと官邸の意に反する表現だとクレームがつくために回避しているのかと疑う。

一方で、積極的には言及していなかった集団的自衛権、憲法の解釈見直し、安保法制などを日米強化の一環として訪米を機に突き進めた。国会審議も経ずに安保法制を今夏までに実現すると海外で公約してしまった。我が国の立憲主義に反すると反対意見が多い。

安倍カラーの本丸である憲法9条では、「憲法9条は変えない方が良い」が63%、「自衛隊を国防軍にすること」に反対が69%、「内閣の判断で憲法解釈を変え、集団的自衛権を使える様にしたことは適切ではなかった」が67%と国民の意思とは反対の方向を目指している。

「自分の意見が政治にどの程度反映されているか」の設問には、「十分反映されている」1%、ある程度反映されている」16%、「余り反映されていない」48%、「全く反映されていない」31%で、80%の人が反映されていないという。

「政治は遠いもの」と思っている人も65%いる。

安倍総理は「国民の理解を得るよう丁寧に説明」と口癖だが、議席数に物を言わせた強引な議会運営だし、「公約に掲げているのだから信任された」と詭弁を弄するが200項目を超える公約を有権者は一つ一つチェックしているのか。

政権側は圧倒的多数の議席数を与えられたのだから「信任された」とみるだろうが、国民側は「チョット待て、そこまではみとめていない」と困惑しているのではないだろうか。


「安倍政権は危険な政権」と国民が何時気付くか。

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