2016年1月19日火曜日

忘れていないか、「安物買いの銭失い」:とりあえず「安物買い」を見直してみては

忘れたのか、昔から言われている「安物買いの銭失い」、取り敢えず「安物買い」を考え直そうではないか。安価なスキーツアーバスを利用したために転落事故に遭い命まで失なった例、CoCo壱番屋が廃棄したはずのビーフカツが廃棄物処理業者を通じてスーパーなどに流通した例が相次ぎ、業界に蔓延している恐れも出て来た。

「安物」が絶対いけない事ではない、良い物をお客さんに安く提供しようとする経営者もいることも確かだ。

でも、「安物」には品質、安全において危険がつきまとう。安物は品質も落ちるし直ぐ飽きて廃棄処分になる。安過ぎる食品はその出所が分からない。業者が黙っていれば消費者には分からない。

今回のツアーバス転落事故もツアー企画社、バス会社がどんな会社か分からないままにネットで発注した。悪いことに規制緩和で認可制から許可制になった為に会社を保障する手段がなくなった。

何時だったか肉を加工した偽食品が出回ったときに、食品の専門家が小さい頃から「良い物」「本物」を食べさせて「偽物」を見抜く力を付けさせる必要があるとコメントしていたのを覚えている。

「良い物」の本質を知っていれば「安物」を見抜き騙されることはないのだ。

こんなこともあった。一昔前、テレビで部屋の模様替えに100円ショップで買ったものを組み合わせ見た目で「すてきさ」を表現した女性コンサルタントがもてはやされたことがあったが、今は姿を消した。私も使ってみたことがあるが直ぐ壊れるし、直ぐ飽きて廃棄処分にした。

旅行ツアーも安価を売り物にしている例も多いことは確かだ。学生だから出来るだけ安く挙げることは当然だとも言う。でも高い料金と安い料金を比較しその内容に納得して購入したのか。安全、安心はサービスの大切なところだ。知らずに購入したとすれば騙されたことにならないか。

一度は家族で通常料金の旅行を試してみるのも良いのではないか。

政府、日銀は「デフレ脱却を目指し経済運営をするが、安物利用が蔓延っていることは道半ばと言うことになる。


良い物を買い真面目な企業を応援することも日本経済再生には大切ではないか。

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