2016年10月25日火曜日

東京大改革をすすめる小池知事をメデイアは小池劇場と歪曲化するな

選挙選での公約である東京大改革を進める小池知事をメデイアは小池劇場と歪曲してはいけない。豊洲市場問題での石原元知事への再ヒアリング、東京オリンピックではIOC会長、副会長にはルールを守れと言われ、東京10区の補選では後継者の若狭さんが大勝、小池さんの人気にあやかって政治塾には4500人が集まる盛況ぶりだ。

一見、順風満帆に見える小池都政をメデイアは小池劇場と囃し立てる。敵を作ってたたきのめす小泉劇場を思い出す。

東京大改革、ブラックボックスの透明化などを選挙公約に掲げた以上は手を緩めた途端に支持率が落ちるのは目に見えている。小池さんにとっては一時も手を緩めることは出来ないのだ。

東京10区の補選は小池さんを押した唯一の国会議員である若狭さんが大勝した。若狭さんは衆議院議員でも東京比例区だったから小池さんの後の地方区がほしかったのは確かだ。見え見えの小池さん応援と言っても良かった。今回はまだ小池さんの余韻も有り、また民進党など野党の不甲斐なさ、自民党の勝ち馬に乗る魂胆もあっての大勝だろう。

小池さんを応援した7人の都議会議員が東京都連から「離党勧告」を受け、期日が迫っている。若狭さんに比べて厳しい処分だったことは確かだが、この7人の応援は自らの後援会、支持者を挙げての応援で集票マシンでもあった。当然処分は厳しかった。自民党幹事長の二階さんがどう決断するかだ。「急がない」と言うから一旦離党させ、復党の手段を執るのか。

驚いたことに小池新党へ政治塾「希望の塾」を立ち上げ、4500人が集まったという。報道によると元議員などがいるらしく70人ほどが「みんなの党」にいた人たちだと言う。小池さんの人気で国会議員に返り咲こうとでも思っているとしたら、橋下さんの維新の会の勉強会を思い出す。選挙資金は提供せず逆に看板代をとられたという。集まった議員の不祥事が続いた。

喫緊の課題である東京オリンピック、豊洲問題は頭の痛いところだろう。勿論ブレーンが検討している所だろうが。

ボート会場見直しではIOC会長、副会長、国際ボート連盟会長まで来日し「ルールを守れ」と一度決まったことを変更するのは難しいとクギを刺す。組織委員会の森さんの代弁をしているのだろう。「海の森」は500億円を超えることに難色を示すと何故か急に300億円に下がった。それでも宮城県の「長沼」に比べても高い。

風による波、海水での腐蝕、航空機による騒音などアスリートにとっては不利と考えられるが、ボート連盟は東京に競技場がほしいだけのエゴなのだ。小池さんはキッパリ判断を示すべきだ。「もったいない」「復興五輪」と言い出したがどう言うことか。

組織委員会、利権団体とどう闘っていくか。対組織委員会森会長だけの構図では問題の本質をはぐらかすことにならないか。

豊洲移転問題は有識者会議を再開したと言うが、汚染地下水、有害物質の検出、建物下の地下空間と言い有識者会議で解決出来る問題ではない。テレビで座長を見るに付け頼りない。そもそも有識者会議のメンバーが工事現場を監視し、提言通りの工事がされているかどうかを確認することを怠っていたのが問題ではないか。

その有識者会議なんて法的拘束力はなく、技術会議や役人が適当にやっても問題はないのだ。市場長が責任をとる格好になったが本当の悪は他にいるらしい。

その地下空間のキーマンである石原元知事は「知らぬ存ぜぬ」で責任回避するらしい。小池さんは再度ヒアリングを要請したという。どこまで石原さんを追求できるか。

食の安全安心ということになると豊洲移転は出来ない。墓場やカジノ構想が出て来た。それにしても落としどころが分からないので、関係者は気をもんでいる。


いずれの問題にしろ、小池劇場で囃し立てられる問題ではない。メデイアの報道には注意だ。

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