でも、そう簡単には「政権選択」など出来ないことは今回の選挙で分かったのではないか。
民進党の新代表になった前原さんも党内のゴタゴタで離党者も続出し、民進党瓦解の危機に直面し「民進党の政策を実現するため」、生き残るためには小池新党に合流するしかないと言うことはかなり前から考えていたはずだ。
しかし、急ぎすぎたきらいがある。小池さんは知事になったばかりで実績も無いままにどうして知事を辞任し国政に参戦することが出来るのか。最終的には小池さんの個人の言動が失敗の大きな要因になったが、ここは若狭さんも言ったように「次の次」を狙うべきだった。
ただの小池旋風に乗っかって政権選択など出来るはずはないのだ。メデイアは何の臆面もなく紙面を飾ることが出来るので煽った。
小選挙区比例代表制では獲得票率が低くても多くの議席を獲得できる欠点があるが政権選択ではこれが長所にもなる。
でも自民党政権に変わる確固とした体制が必要なのだ。
政権と較べても引けをとらない政策。
政策ブレーンと考えられる内閣の顔ぶれ
推進できるキーマンの存在
学識経験者などによるブレーン
若者や高齢者に信頼出来る「強い政権」「安定政権」
こういった、条件が整ってはじめて政権選択選挙に臨むことが出来るのではないか。小池さんも次の総選挙を目途に2年間都知事に専念し実績を上げていく。そして「希望の党」の体制を整え、候補者もしっかり選別(?)し国民が信頼出来るメンバーをそろえることが必要だったのではないか。
小池さんの信頼は失速したと思ったらテレビなどメデイアへの出現は激減した。今までは「含み」のある発言をしてメデイアは追っかけたが、その必要はなくなったのだ。
小池さんの「本当の敵は「自分自身」である」ことに気づくのが遅すぎたのが今回の小池さんをめぐる政局の敗因だったのではないか。
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