2017年11月11日土曜日

公明党の存在感?:埋もれても政権の一角を占める価値があるのか

公明党は今後存在感を出せるのか。自民党政権の一角を占めているが、埋もれても価値があるのか。打ち出す政策は自民党政権頼みで山口代表が街宣車で「○○を自民党と一緒に推進しているのはこの公明党です」と言わざるを得ない状況だ。

新聞報道によると、先の衆院選で5議席減らし苦戦した公明党が総括をした。

安倍総理の不人気が政権の一角を占める公明党にも支持母体、支持者に影響したのだ。公明党はいつから閣僚の席を得ているのか忘れたが厚労相、国交相と重用されている。

でも、自民党政権が公明党を閣内に抱えているのは「いざ」という時の「抱きかかえ」のためではないか。ある政策を強行するにも自民党一党では批判が大きいが、公明党と政権与党を組む限り批判も和らぐ。

今回の内閣改造では安倍総理が、もう一つ閣僚席を公明党に用意しようとしたが山口代表は人材がいないので断ったという話がニュースになった。憲法改正に慎重派の公明党に一閣僚を増員し、憲法改正に向かって一歩踏み込ませようとしたのだろう。

しかし、公明党は支持母体の意向もあり断った。最近は「憲法改正草案は出さない」と北側さんが言っていた。

選挙巧者と言われている公明党の支持、協力が自民党に取っても欠かせないらしい。でも本当のところはどうなんだ。都議会議員選挙では公明党が小池さんにつき自民党は歴史的惨敗だ。逆に先の総選挙では動きが悪く公明党は5議席減だが、自民党は議席を減らすが大勝利だった。

確かに選挙が近づくと支持者の家の門には公明党の広報誌、キャッチフレーズ入りの山口さんのポスターが張られる。物置や集合住宅の壁など至る所にポスターが貼られ街が公明党にジャックされた様相だった。

それでも選挙の度に「あっちを支持せよ」「こっちを支持せよ」では運動員も困るだろう。
特に「風」が吹くと公明党は霞んでくる。今回は立憲民主党に食われたか。立憲民主がリベラルとすると公明党は保守で自民党の補完政党だ。

与野党の議席が拮抗する状況では公明党がどちらにつくかで政局も大きく代わるが、今のように圧倒的多数の議席を自民党が持っていると公明党の存在感は薄らぐ。

以前、相当前だが小沢一郎さんと公明の幹事長(?)だった市川?さんが政界を牛耳っていたことがある。一一コンビとメデイアは囃し立てたものだった。

今、私たちが公明党に頼るのは「自民党政権の暴走」にブレーキをかけることだ。無理して政権にへばり付くのは存在価値を失うことになる。



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