北朝鮮の核、ミサイル開発は日本にとっても「国難」であるが、それへの対抗手段としてアメリカから膨大な兵器の追加購入も赤字財政の日本にとっては「国難」ではないか。使って役に立つモノかどうか分からない兵器にこれほど貢ぐのは日本ぐらいだろう。
今回の初訪日の重大な課題は北朝鮮の問題だろう。安倍総理は「最大限の圧力」と言えば、トランプ大統領は北の核、ミサイルの違法な兵器開発を続ける事は平和と安定に脅威という(日米首脳共同会見より)。
欧州の首脳は「対話」の必要性を主張しているが、トランプ大統領、安倍総理は「圧力強化」で一致している。安倍総理の説にトランプ大統領が乗っているのかどうかは分からない。
更に安倍総理が「北問題、アジア太平洋地域の安全保障を考えると日本の防衛力を質的、量的に拡充しなければならない」と言うとトランプ大統領は「日本が膨大な兵器の追加購入する事が重要なのだ」と答える(共同会見より)。
トランプ大統領は「死の商人」なのだ。
赤字財政の日本は、防衛費の伸び率を平均0.8%に押さえてきたが、今年は1%を越える。ステルスF35A(一機40億円)、SM3ブロック2Aなどを購入予定だと安倍総理は説明したらしいがトランプ大統領は「もっと買え」というのだろう。米国の軍需産業は栄え、雇用を増加させる。トランプ大統領の「アメリカファースト」だ。
週刊誌などでは迎撃ミサイル1600億円、グローバルホーク630億円、先にはイージス・ジョアー購入の話も出ていた。どれがどの兵器になるのか分からないが膨大な費用になる事は確かだ。
しかし、一度の使っていない。効果の程が分からない。ただ兵器というモノの費用vs効果など論じてはいけないだろうが、日本上空を飛び交うミサイルを一度でも良いから迎撃して見せてくれないか。日本海上空で撃ち落とせば良い。
それともベニア板で作った高度精密兵器を配置する写真でも撮って公開したらどうか。
今回のトランプ大統領初訪日はチョットおかしい安倍外交だ。
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