2017年12月26日火曜日

安倍総理がリベラル?:行き詰まって野党の政策をパクっているだけでは

安倍総理が「私はリベラル」と言ったそうだが政治姿勢ではなく経済政策でのことらしい。アベノミクスに行き詰まって野党の政策をパクっているだけのことではないか。

アベノミクスを中心とする経済政策はうまく行かず選挙での人気取りで打ち出す政策は野党の政策のパクリだ。これで「リベラル」と言っているだけだ。

1億総活動社会、教育無償化、再分配など打ち出す政策は民進党の政策で幹部は地団駄を踏んでいるのではないか。

野党の再編もごたついている。自民党に政策を横取りされては野党の存在感はなくなる。

昔は「賃上げ」と言えば労働組合と組んでの野党の十八番だったが、今は安倍政権が経済界に要求し、経団連も賃上げ3%で答えるらしい。アベノミクスも破綻し、経済指標は好転しているが景気の実感が湧かない環境下で企業の儲けを家計に再分配し消費を伸ばす必要が出てきたのだ。

失業率も2.7%、求人倍数1.56倍、労働力不足が問題になっているようだが、AI,IoTなどデジタル革命で今後更に仕事がなくなってくる。これまでとは違う社会がやってくるのだ。

テクノ社会主義とでも言うべきものを採用しなければ社会の機能が維持できなくなる(「デジタルエコノミーは如何にして道を誤るか」東洋経済2017.11)。それに対応する政策を出せるのは自民党か野党か。対策が出せる政党が「リベラル」というのか。

2%物価目標達成を信じている者はいない。アベノミクスの「異次元の金融緩和」は市場のカネを流しても物価は上がらないことを世界に示したようなものだ。安倍総理だって分かっているが今認めると経済政策の失敗を追及され政権は持たない。

「日銀に任せた」と言うことは日銀が責任を持てということだ。黒田総裁続投なら「黒田の責任」として尻尾切りを狙うのではないか。
自民党の重鎮だった山崎さんが先日「自民党にリベラルはいない」と言う意味のことを言ったと新聞に出ていた。野党は心細い、自民党に「リベラル」が要望されていることは確かだ。

経済ばかりでなく政治面でも保守系リベラルとして旗を揚げるのは、岸田さんか石破さんか。


「高い支持を力に頑張る」と安倍総理が発言したとニュースで流れている。「小池さん」登場で右往左往した自民党がいつまで「一強」を維持できるのか。

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