2020年8月17日月曜日

安倍総理 そんなにお疲れか、そのため政策判断が誤っているのか

 安倍総理が休暇を取っていないという。例年はこの時期山梨の別荘に行き、好きなゴルフで英気を養うのが恒例だが、この夏は新型コロナウィルスで小池知事が「特別な夏」と言い出し都外への移動が難しくなった。

側近中の側近甘利さんが「総理は疲れているから休ませたい」と言い出した。安倍総理はそんなに疲れているのか。そのために打ち出す政策の判断に間違いがあるのか。

安倍総理と岸田さんで進めた30万円給付が急きょ一律10万円給付に変更になったが、官邸、自民党内の主導権争いが要因らしい。マスク不足で国民が困っている。この時期マスクを配布すれば国民の不満は和らぐと側近官僚に耳打ちされ実施したが、これが不評を買いアベノマスクと揶揄された。

感染抑制がままならないうちにGOTOトラベルで観光地、観光業者の支援に乗り出し却って感染者数の急増を招いている。菅官房長官がご執心の政策だ。

新感染者数の増加もベッド数など医療体制は十分と判断したのか、感染状況の6指標でも危機的状況にあるが安倍総理は「緊急事態宣言を発出する時期ではない」と社会経済活動に軸足を置く。仕方ないので各自治体が独自に緊急事態宣言を出す羽目になった。

自治体と国で政策にギャップが出ているのはおかしい。WHOのテドロス事務局長も「リーダーが積極的に対応に当たれ」という意味のメッセージを送っている。

でも安倍総理は、国会を開催しない、休会中審議に出てこない、記者会見もしない。3無い姿勢を貫いている。

原爆忌に出席し挨拶するが90%が過去のコピペで批判され、体調不良説まで飛び出した。

内閣支持率は30%台、総裁人事、党役員人事、解散総選挙と政局は続くが安倍総理にとっては有利なものは何もない。役員人事だとさらに自民党はゴタゴタする。二階さんをどうするかが焦点になる。

解散総選挙も今までは勢力強化に役立ったが今は不利だ。野党も国民民主と立憲民主の合流で140~150人の勢力になれば安倍自民党にとってはまずい状況になる。週刊誌では「落選運動」まで報じられている。

今後は安倍総理にとって不利な状況が続く。新型コロナウィルス対策の失政、「モリカケ問題」「桜を見る会」がどうなるかだ。安倍総理自身の問題だからことが事だ。さらに恣意的政権運営は裁判でも敗訴している。「桜を見る会」問題は600人に及ぶ法曹者が地検に告発した。

もう安倍総理は「死に体」内閣だ。休養をとるどころか辞任しゆっくり別荘で休養しゴルフを楽しんだらどうか。

あたらしい総理でワンポイントし、総裁選を実施、正式に総理を選んだらどうか。心機一変が必要だ。安倍総理にはもう飽き飽きなのだ。


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