新聞報道によると6日の衆院予算委員会で安倍総理が「黒田総裁続投」に言及したと言うが、量的・質的金融緩和策の責任をとらされるのだろう。日銀は黒田総裁と岩田副総裁などの任期切れが迫っている。
2人共にリフレ派として安倍政権の掲げるアベノミクスの第一の矢、異次元の金融緩和策を進めるために任命され、「2年で2%物価目標」を掲げた。岩田副総裁は「達成出来なければ即辞任する」とまで豪語したが既に6回の先送りでも言い訳ばかりで居座っている。
でも先の講演会で「自分に再任はない」とまで発言したので続投はないのだろう。
だとするとリフレ派の2人が辞任することはないので、黒田総裁続投になるのだろう。しかし、金融緩和政策の元締めである中原さんが黒田総裁続投に反対していた。安倍総理の経済政策のブレーンなのでどう対応するか。
欧州では2%物価目標も各国によってチョット考えが違うようだが、我国では安倍政権が「2%物価目標」達成に拘りすぎている。出口戦略はそれからだというのだ。
安倍総理の2%説も単純だ。「2,3,4%と専門家は数字を上げているがもっとも可能性のある2%をとった」と、民主党だった前原さんの質問に答えていた。前原さんは「そんなに簡単な理由か」と呆れかえっていた。
その消費者物価も2017年12月には0.9%で2%にはほど遠い。専門家の間では不可能だという。
安倍総理も分かっているのだろう。いずれは未達の責任、アベノミクスの責任をとらなければならないが黒田総裁の責任にするのではないか。
今、日銀で責任をとりやすいのは黒田総裁だ。ここで新しい総裁を据えては自分に責任が来ること位分かっているのだ。
黒田総裁は分かっていて続投を飲むのか。
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