2019年8月10日土曜日

森友問題で安倍総理逃げ切りか、大阪地検特捜部が嫌疑不十分で再度不起訴処分に、

国民の注目を集める安倍総理夫妻が関係した疑獄事件、森友事件も嫌疑不十分で大阪地検は再度不起訴処分に、安倍総理逃げ切りか。総理が絡む疑惑事件の捜査に限界を感じる事案であったが、国民感情からすれば起訴すべきだったが、与党が圧倒的多数の国会にあっては審議も不十分で国政調査権の行使もできない状況下での疑惑事件だ。

ただ総理夫妻の存在が大きく影響したことをにおわす発言もあった。昭恵夫人と籠池元理事長夫妻のスリーショット写真を見せたら、今まで遅々として進まなかった国有地払い下げ問題がトントン拍子で進み「神風が吹いた」と感じたと国会で籠池元理事長が国会で証言していた。

担当者が「この案件は総理夫妻が関係している」と感じても不思議ではなかろう。

新聞報道によると、森友問題で大阪地検特捜部が不起訴処分にしたのに対して大阪第一検察審査会が「不起訴不当」と議決したが、地検特捜部は再び10人に対して不起訴処分にした。「起訴相当」の積極的な議決がなかったために再捜査も甘かったのか、本当にやり直したのかわからない。地検はそこのところの説明もしていない。

国有地払い下げでは8億2000万円という9割にあたる値引きをしたことで背任罪に問われた4人、公文書改ざんなどに問われた6人の10人が不起訴処分になり、結局は公の裁判にならずに葬り去られる結果になった。

これらの事件に関して安倍官邸はあらゆる手を使って事件を葬り去ろうとしたのだろう。「私や妻が関与していることが分かれば総理を止めるし、国会議員もやめる」と安倍総理は国会に審議で啖呵を切ったが野党の追及は収まるどころか激しさを増した。

関係する官僚は忖度をはじめ、事件の真相解明どころか、さらに闇の中に入った。そして安倍総理を守った佐川さんは国税庁長官に栄転(のちに辞任)、当初徹底的に操作すると息巻いていた大阪地検特捜部長は函館地検の検事正に栄転した。

総理夫妻が関係した森友問題、国民の多くが総理の国会答弁を「説明不十分」「納得できない」とする疑獄事件が一度も裁判の場で実の解明がされないまま終結するのか。

財務省の公文書改ざんなどの調査も第三者委員会の調査はせずに、疑惑だらけの内部調査に終わった。第三者が入ると困ったことになると財務省は考えたのだ。国会予算委員会での審議も監督者の麻生大臣が答弁せずに佐川財務局長が一人で答弁に当たっていた。何故局長に答弁を任せたのか。考えられることは「この事案は安倍総理の問題だろう」と麻生さんが言っていたという。われ関せずだ。

国会の証人喚問でも「知らぬ存ぜぬ」、果てには「刑事訴追のおそれあり」と肝心な点には証言拒否にあった。でも今となっては訴追の恐れがないのだから再び佐川さんらを国会に呼んで尋問したらどうか。

国政調査権があるではないか。行政の公平性」「民主主義政治の根幹を揺るがす」事件なのだ。自民党の圧倒的多数で国政調査を妨害しているのであれば言語道断だ。

盟友のトランプ大統領はロシアンゲート事件で国会の追及が激しい。トランプ大統領は「もう終わった事件」と言うが現役の大統領だから追及が難しいのであって事件の内容は黒らしい。大統領を止めると厳しい立場になるという。

一方の安倍総理はどうか。野党が過半数の議席で拮抗する立場にならないと森友事件の解明は困難だろう。終結ということになるのか。






0 件のコメント: