トランプ大統領が打ち出した米中貿易摩擦交渉の「落としどころ」はけん制し中国側の譲歩を引き出す以外になかったのか。遅れていた高官級協議も様子見になりそうだ。
9月初旬の高官級協議を「続けるか、止めるか様子を見る」とトランプ大統領が記者団に言ったと新聞が報道している。
米中協議が進まないことで世界経済は景気下降リスク、株安で中央銀行も巻き込んで「利下げ」の動きだ。予防的措置として0.25%の利下げにパウエル議長が言及したが、トランプ大統領は「不足だ。1%幅で」と要求を強める。
為替にも波及し、中国を為替操作国と認めけん制する。とトランプ大統領はドル安を目指す。要は強い米国経済を望んでいないのか。
現在、ファーウェイや為替の対立で泥沼化、さらに9月からの第4弾を予定されている。このままでは激化は必至だ。
中国側の譲歩も引き出せず、予定されている高官級協議を止めるということは米中間の正常化のための一歩を歩みだすのかと思っていたがそうではなさそう。協議の必要はなしとさらなる激化に向き、世界経済は恐慌の様相を呈するのか。
トランプ大統領にとっては大統領選にむけた政策で振り上げたこぶしは「成果なし」では下せないということか。
0 件のコメント:
コメントを投稿