2023年5月11日木曜日

岸田総理に初の試練か:バイデン大統領、G7欠席の可能性にショック

G7サミットで広島に花を添えようと意気込んできた岸田総理に初の試練がやってくるか。以前から言われていた米国が債務不履行にかかる可能性が出てきたのだ。それを打開するためには議会での承認が必要でG7出席より債務不履行問題を優先するというのだ。

今までウクライナ問題でも米国のバイデン大統領の威厳を背景に岸田総理もウクライナ問題に取り組んできた。今回のG7もウクライナ問題が主要テーマになるが、バイデン不在では緊張感がなくなる。

御厨東大名誉教授が岸田総理の人物像を、「大変なことにならないことを前提に政治をやっているが、何か大変なことが起きると意外に弱いのではないか」と評しているが、注目だ。

それにしても米国が債務不履行になるなんて以前は驚いたが、財政健全化に議会のコントロールが効いているのだ。日本と全然対応が異なる。

米国の債務上限は31兆3814ドル(約4240兆円)という。対GDP比では1.8倍、一方日本は1270兆円で対GDP比2.5倍だ。議会でしっかりコントロールしなければ、財政健全化など不可能だ。

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