岸田政権の「中間評価」と言える統一地方選は4勝1敗で岸田総理は「叱咤激励された」と言うが、和歌山補選では維新に負け、参院大分補選では341票差、千葉5区補選では5000票差と僅差で勝った。野党統一候補が実現せず厳しい見方をすれば2引き分けと言う。2勝1敗2引き分けでは自民党の負けではないか。
岸田政権の政治イベントを3分類してみた。第一イベントは今回の統一地方選による中間評価、第2イベントは4勝1敗に気をよくして、まい進するG7広島サミット、そして最後の第3イベントは衆院解散総選挙だ。
第一イベントの統一地方選による岸田政権の中間評価は野党の統一候補擁立だきなかったこと、大分のように与野党接戦になると自民党不利の傾向が見える。
さらにいつものとうり、統一教会問題、防衛の見直し財源確保、少子高齢化の財源問題など重要な政治課題では論争課題に挙げなかったことだ。争点隠しで勝利したことにならないか。
そして、第2イベントのG7広島サミットだ。岸田総理はやっとウクライナ訪問だでき、気をよくしたのかアフリカ4か国訪問に次いで韓国訪問と日韓関係修復に道を作る。
エジプト、ケニア、ガーナそしてモザンビーク訪問は何のためか。国連でもロシア批判にモザンビークは棄権したが、他は賛成した。今、中国、ロシアの外交と比べると米国のアフリカ外交は後れを取っている。米国に代わって対アフリカ外交を担おうとしているのか。エネルギー問題もあり力を入れなければならないアフリカ諸国だ。
岸田の出身県でもあり、核拡散防止、ロシアの核兵器使用に反対する広島サミットは唯一の被爆国としては世界に訴えることができるが、今核兵器を外交に利用しているのはロシア、北朝鮮だ。G7のメンバーではないことに効果のほどはどうか。
ロシアのウクライナ侵攻に停戦を訴える機会ではあるが、5月はロシア、ウクライナともに大反撃を企てている。岸田総理は議長としてどうかじ取りできるのか。
そして、第3イベントは衆院解散総選挙だ。今回の統一地方選では立憲民主、国民民主の不調と変わって維新の会の勢いが強い。奈良県では県知事の座を獲得した。地方含めると700以上の議席を確保したという。
おそらく自民党が嫌がる統一教会問題、防衛問題、少子化問題を含めその財源を野党は政治課題にしてくるだろう。週刊誌は30人もの落選者が出るよ予測している。
自民党内でも弱小政党の岸田総理が最大派閥の安倍派(?)にどの程度の気を遣う必要があるのか。勝敗は難しい。
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