2012年9月1日土曜日

防災の日、これでいいのか:首相記者会見での目立つ空席

空席が目立つ野田総理の訓練宣言
記者会見場 2012.9.1
いずれもNHK週刊ニュース深読み

9月1日は防災の日、我が家も家具転倒防止など見直し、3日には小学校の児童の引き取り訓練にも参加する予定だ。国も東京湾北部地震を想定に訓練を実施するようだが、8時50分からの防災訓練で官邸での首相記者会見の会場を見て驚いた。

会見場の全体景が映っていないので詳細はわからないが、記者席のほとんどが空席なのだ。

訓練とはいえ、いつ起こるかわからない巨大地震への危険は増してきているのだ。国として重要な発表をする首相記者会見がこの調子では、先が思いやられる。テレビが1台入っていればいいとでも言うのだろうか。

訓練宣言をする野田総理
官房長官記者会見でも、日本の総理が出席する国連の演説の時でも会場での空席が目立つ。期待されていない現われなのか。

NHKの週刊ニュース深読み 「防災の日」を見ていて、閣僚は歩いて官邸入りしている姿が映り、8時過ぎには緊急災害対策本部の会議が開かれた。

シナリオができているので、それに従えばうまくいくが防災の日に限らず、今まで緊急時に関係閣僚の行動が必ず問題になり責任感が薄いと野党から追及されることが多かった。

津波、建物崩壊、火災で約32万人が犠牲になるという驚く災害予測が発表されたが、対策を立てれば1/5に減ずることもできるという。

防災訓練、避難訓練に参加することが
大切と説く河田教授
関西大の河田教授は、東日本大震災では40%の人がすぐには避難していない、大切なのは防災訓練、避難訓練に参加することだという。

昨夜、フジテレビの金曜プレステージ「防災SP首都大震災」を見ていたら午後10時前に、突然「津波情報」が流れ、11時半ごろから翌日1時ごろまでに太平洋側で50cmの津波が押し寄せるから警戒せよという。アナウンサーは海に近づくなと繰り返し言う。

NHKに切り替えても、津波発生の原因が直ぐにはわからなかった。しばらくしてフィッリッピンでM7.6の地震が発生したというのだ。

今日の讀賣新聞に、日本でも住民避難の記事が載り、避難した小学校6年生の男の子が、「甘く見てはいけないと思った」とコメントしていた。同感だ。

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