結党へ加速! 不協和音も盟友直撃 2012.9.5 テレビ朝日 スクランブル 生出演した中田さんは、顔ぶれではなく 内容を見てくれという |
「選挙目当ての野合」と批判されているが、それを回避するための討論会だともいう。
以前、国会議員たちの主張の正当性をアピールするための公開討論会に参加したことがある。もう30年ほど前だが、自民党の反主流派が「自分たちは今訴える」という内容の公開討論会を日比谷公会堂で実施した。自民党議員は6人ほど、今はいない。司会者は政治学者で名をはせていた福岡さんだ(当時駒沢大助教授)。何故、福岡さんが反主流派の討論会に来たのか疑問だったが、公会堂は超満員で館外にもあふれていた。残念ながら内容は覚えていない。
最近では小沢さんの剛腕さを示す例として言われているが、自民党時代に総裁選で宮沢さんを始め3人ほどが名乗りを上げ、小沢さんの派閥が誰を支持するか判断するために、宮沢さんらを呼びつけて面接したことがある。あの宮沢さんが、小沢さんのことを大幹事長と持ち上げていたが、腹の中は怒りで煮えたぎっていたのではないか。
自分たちの立場の正当性、これから何をやろうとしているのかを国民にアピールするために、公開討論会を利用するのはよくあることだ。
ところで、維新の会は公開討論会で何を訴えようとしているのか。
維新八策に賛同するYESマンだけを集めての政策討論になるのか。
否、異論を唱える国会議員も集めて政策を議論し、他の党との違いを明確にしようとしているのか。
参加議員に選挙目当ての生き残りをかけた参加ではないことを表明させるのか。だとしたら今の立場でどうしてがんばれないのか聞くべきだろう。
具体性に欠けると言われている維新八策をどう実現していくのか。
国政にあたって、国会内ではどういう組織で活動するのか。党首は橋下さんらしいが、国会議員団はどうなるのか。万一、多数の議席を確保して連立政権になるとき、どうするのか。すぐさま直面する問題だ。
未だ姿の見えない政党だけに、既成政党も距離の取り方がわからないだろうが、今参加を希望している国会議員らは選挙を控えての生き残りをかけた勝負に出ようとしているのは間違いない。
維新の会がそれらの国会議員を利用するのか、利用されるのか。
新党結成は大変な事業だ。国民の目の前で新党の在り方を討論するのは意義があるかもしれない。
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