今必要なのは解散・総選挙で政局を落ち着かせることだ

今、必要なのは解散・総選挙で政局を落ち着かせ、山積している政策課題に挑戦できる政治機能を回復させることではないか。勿論選挙結果によっては政策協定、再編など騒ぐことになるが、今のような混とんとした状況からは脱することができるのではないか。

野田、谷垣さんの間で何かあったのではないかと憶測を呼ぶ「近いうち解散」も谷垣さんが騙されたことになったことを早く気付くべきだ。

野田総理は、ＡＰＥＣ首脳会議でプーチン大統領に１２月の訪露を約束したというニュースを聞き、解散は遠のいたと思っていたが、後の会見で解散を先送りしたわけではないと弁解していた。

しかし、野田総理には解散できる力はないのだ。

民主党の代表選では候補者が立ったり、引っ込んだり、自民党の総裁選では総理になれる下心もあってか候補者が乱立気味だ。こんな人が総理になって大丈夫かと心配になる。

日本のため、国民のために何をするかではなく、党内の力関係で候補者が動いている。

更に、日本維新の会の動きにも目が離せなくなってきた。国政進出、公開討論会、３５０人擁立、維新八策とニュースは事欠かなく、メデイアの注目を浴び続けている。

しかし、どれぐらい議席をとれるかわからないが、いきなり政権の一翼を担うことは無理だ。国会での新陳代謝を促進するために、政策はそっちのけで主導権争いばかりが目立つ国会議員、閣僚についても何も役に立たなかった国会議員などを淘汰してほしいものだ。

兎に角、解散・総選挙で政局を落ち着かせることだ。野田総理に解散する力があればの話だが・・。