2012年10月14日日曜日

10月14日島根県東部地震:珍しい場所だが、島根空白域なのだ

気象庁地震情報
島根県東部地震
2012.10・14

10月14日、15時40分頃、テレビで地震情報が流れた。震源地が島根県東部で珍しい場所だったが、以前読んだ地震災害に関する本で、この辺が指摘されていたのを思い出した。

気象庁の情報では震源地が島根県東部 北緯35.2度、東経132.8度で震源の深さは浅く訳10kmM4.0だった。震度観測は震度3が雲南市木次町、掛合町、三刀屋町だという。

早速地図で確認すると震度3が記録された付近だ。



木村名誉教授が指摘する空白域
琉球大学木村政昭名誉教授によると、この日本海沿岸の山陰地方は1872年M7.1,1927年M7.3,1943年M7.2が発生しており、この島根県東部付近は空白域になっていた。木村名誉教授は阪神大震災の数年後に地震が起きても不思議ではなかったと指摘され、注意を喚起している(これから注意すべき地震・噴火 木村政昭 青春出版社 2000年11月)。

最近の日本列島は800年代の貞観時代に似ており、活動期に入っていると言う。880年に出雲地震が起き、このときは京都でも群発地震が多かった時代なのだ(歴史の中の大地動乱 保立 岩波新書 2012.8)。

M7クラスの地震に注意が必要なのだ。

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