党首会談後、記者団に答える野田総理 2012.10.10NHKニュースウォッチ9 |
19日の3党・党首会談に注目していたが、当然のこととはいえ不調に終わった。野田・民主党政権の合意ができれば儲けもの、できなければ一気に自分たちの考えで政治を進める騙しにテクニックに自・公ははまっていないか。
常々、野田総理は「解散の時期など言えない」、「しかるべき条件が整った時」と繰り返しメッセージを送っていたし、一方の自民党、公明党は「新しい具体的な答えを出してくる」ことを期待して会談に臨んだ。
残念ながら物別れ、不調に終わったと思ったら、直ぐ民主党政権は29日に臨時国会を召集し、会期は1ヶ月と決めた。
野田政権にしてみれば、野党と会談し努力はしたが合意が得られず、仕方なく一方的に臨時国会開催を決め、「悪いのは野党」とのメッセージを国民に送ったようだ。
野田総理の言う「しかるべき条件が整った時」とは、特例公債法案、1票の格差是正のための選挙制度改革、あるいは一体改革のための国民会議の立ち上げの条件が整った時を言っているのだろう。
菅前総理が、「一定の目処がついた時点」と言って特例公債法成立と引き替えに退陣したが、民主党政権のお得意の延命対策で、あわよくば人気回復に持って行きたいところだろう。
しかし、今の与野党を見ると谷垣前自民党総裁が言ったようにコミュニケーション、信頼関係が欠けている。
いつまでも国会外で駆け引きをしている暇などないだろう。
臨時国会に臨み、堂々と議論をぶつけ合えばいいのではないか。その過程で内閣不信任決議案、解散総選挙の事態が発生するだろうが、1ヶ月の会期と言うことは政治スケジュール、休日などを加味すると与野党攻防がどうなるかわからない。
言えることは、「国会内で国民にわかりやすくやれ」と言うことだ。
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