本当にマスクはどこへ消えたのか。普段は薬店、薬局に行くといろんな種類のマスクが3枚入り袋で棚に並べてあった。今、買い物のついでに覗いてみると棚はあるが品物はない。「御一人様1パック」とか「入荷の見通し無し」と表示されている。不足していたトイレットペーパーは戻ってきたようだ。
しかし、マスクと消毒用アルコールは相変わらず品切れだが、消毒、除菌には石鹸で手洗いすればいいし、除菌も台所用漂白剤を100倍希釈した次亜塩素酸水溶液で代用できる。ところがマスクも手作りや代替品は工夫しだいだが市販品の要望は強い。
ところが、今町中の空き店舗や異業種の洋服店などでマスクを販売し、長い行列が出来ている店もあるが、箱が山積みされたまま売れ残っているシーンを見る。輸入業者、卸業者から入手できるのか。
そして、目立つのは通販での販売だ。価格は1枚50~100円、シャープも自社工場で生産したマスクをネットで販売しようとしたが今までのところサイトにつながりにくくなっているようだ。私も何回か渡来したがらちが明かない。
政府はメーカーにマスクの生産、増産を要求、異業種も含めて15件に補助金も出している。中国で生産している物もあるだろうし国内で作っている物もあるだろうが、品質管理から言えば国内生産が望ましい。
どのくらい国内で流通していたのか調べたら、2018年度のマスクの量は55億枚と言う(日本衛生材料工業会)。中国製が44億枚、国産は11億枚だ。今回安倍政権が一世帯に2枚に布マスクを配布するため4社に発注したらしいが生産は海外のようだ。案の定異物、ごみ、昆虫の混在で品質上の問題が発生し、2社は回収、検品するという。466億円かけた事業だがお粗末すぎる。問題はその中の一社の名称を厚労省が発表していない。何やら安倍総理の関係者が絡んでいるのではないかと疑う。今、官僚の中で例のマスクを着用しているのは安倍総理だけだ。見ていると小さすぎて顎が出ている。
3月には6億枚生産できるというから年間72億枚になり2018年度をはるかに上回る。さらに秋には8億枚と言うから品不足など解消し却って売れ残るのではないかと心配になる。
でも、1億人が使い捨てマスクを使用するとなると月30億枚、年間360億枚でとてもじゃないが増産しても追いつかない。
私も先のブログでそんなに作ってどうするんだという意味の記事を掲載したが、ピークを過ぎて皆がマスクをしなくなったら余分な生産設備をどうするんだということだ。
今は、「外に出るときはマスク着用」、濃厚接触者の定義は「マスクなしで1m以内15分」「自覚症状のない若者からうつされないためにマスクの着用」だが、この風潮がどう変わるか。
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