池上本門寺の春詣ポスター 4月7,8日 東急池上線池上駅にて |
「春詣」と聞きなれない言葉だったが、7,8日の池上本門寺の春祭りなのだ。石段、五重塔、桜の広場の桜はほぼ満開で、陽気もよかったせいでかなりの人出だ。
大堂内にお釈迦様の像が置いてあり、小さな柄杓で甘茶を繰り返しかけていたが、堂外では長い列ができていた。本殿にも置いてあったが、こちらは人出はバラバラで列をなすことはなかった。
大堂前では野点、桜の広場では花祭りパレードなどが行われていたが、何と言っても年に一回の五重塔特別開帳だ。
大堂まえ |
通常、五重塔には中心に芯柱があるが、ここは床下を見てもそれが確認できなかったが、芯柱は2層(階)から上にあるのだという。そうすることにより1階には仏像が安置できるのだ。五重塔で大事なのは1階と一番上の階で、ここにはお釈迦様の本体が置いてあるのだ。
子供のころから、五重塔はクギが一本も使われていないとよく聞くが、これは大嘘らしい。クギはふんだんに使っているそうだ。大修理で分かったことだそうだが、クギ穴は2か所あたというが、1層目はクギ穴が1箇所しかなかったことから、1層目はバラしていないのだそうだ。
石段付近の桜と露天 |
しかし、地震には強いことは確かだ。築400年で関東大震災にも耐えたが、揺れでだんだん緩んでくるので200~300年に一回大修理するそうだ。ここの五重塔も100年後と今から10年前の2回修理が行われている。五重塔の構造が地震に強いということで東京スカイツリーもこの構造が応用されている。日本の誇るべき技術だ。
五重塔 |
御開帳 |
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