原発発電量ゼロ 2012.5.6 原発ゼロ波紋 テレビ朝日 スクランブル |
本当のところはどうなのか。電力需給見通しを巡って地域独占企業である電力会社が発表する見通しに異論が出て見直しが続いているが、その対応は原発再稼働や休止火力発電の再稼働など安全を軽視した対策しかないのか。データを隠し持つ電力会社に振り回されている感じがする。
電力会社のような独占公共事業にあっては、情報公開が必要であるが、私企業的発想で秘密に努める。やっと最近電力料金体系がわかってきたが、それでも電気料金値上げは一種の「権利」だと豪語するありさま。
東京都や大阪市が大株主の権利を発揮し、料金値上げの是非、事業の見直し、無駄の削減など大鉈を振るい本業事業の是正を図ってもらいたいものだ。
5日午後11時03分、我が国に42年ぶりの「電力ゼロ」での電力需給が始まった。今は良いとしても夏の猛暑では関電、九電、北電で需給不足が懸念されている。
その背景には、原発再稼働がないと電力不足は免れないという電力会社の「再稼働ありき」が見え見えで、専門家(?)などから電力会社の提出するデータに疑問が投げかけられている。
テレビの情報番組で大阪府・市の総合本部が関電を相手にした話し合いでは押し問答の繰り返しであるが、政府と相談しなければならない何やら怪しい雲行きも見えてくる。
それでも見直しで不足率が低くなってくる場合もあるが、休止中や廃炉予定の火力発電の再稼働、点検の先送りなどで、原発の再稼働と併せて、何か安全軽視の対応策のような気もする。
一向に先の見えない電力需給の見通しに、政府は有識者会議で正確な数値をまとめるという。
しかし、政府の立場は安全が確保されれば再稼働容認だ。有識者会議の結論も見えている。
私も先の東京電力の計画停電を群馬で2度経験した。1度は1日1回、2度目は午前7時から約3時間、午後16時から約3時間の2回だ。まだ気候は寒く、特に何をするか計画していなかったので、無駄な時間を費やした結果だった。
また、1律の停電は問題がありそうだ。介護、病院、産業界にあっては改善を求める声が大きかった。命に係わる問題だし、国内経済の空洞化が雇用をさらに失うことになり経済成長路線への足かせになる。
街では、原発反対、再稼働反対、子孫に原発の危険を残すなというのだ。原発なしでも対応できる政策があるのか。太陽光、風力、地熱、潮流など自然エネルギーの開発は重要であるが効率は悪く、発電に占める割合は低い。
企業では海外進出や、コ・ジェネレーション、家庭にあっては蓄電池、電気自動車で給電するスマート・ハウスなどが開発、宣伝されているが実際に採用するには躊躇する点もある。
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