2012年5月26日土曜日

野田、輿石、小沢、谷垣、大島、石原の皆さん、メンツを捨て政治を前に


野田総理、輿石幹事長、小沢元代表、谷垣総裁、大島副総裁、石原幹事長、ここはメンツを捨て、政治を前に進ませないか。一体何に拘っているのか。こだわることが国民のためになることなのか。「話し合い解散」は緊張感を欠くなれ合い政治ではないのか。小沢切りをやらなければ新しい政治をつくれないのか。そして民主党内融和を優先する価値がどこにあるのか。

大きな争点の一つは、民主党の「マニフェスト違反」の追求だ。2009年の衆院選マニフェストで選挙戦を戦い、民主党が大躍進し自民党は大惨敗した。実際に政権に就くと財源不足などで実施に支障きたす結果になり、見直し、廃止の繰り返しで支持根拠が疑わしくなってきた。

そこで自民党は、謝罪と国民に信を問へと早期解散を要求している。最近になって国会審議で野田総理が謝罪する機会が多くなってきた。でも自民党は許さない。自民党を大惨敗させたマニフェストへの恨み辛みがあるのだろうが負けたことにちがいはない。何時まで根に持っているのかと言いたい気分だ。

民主党は「反自民」、自民党は「反民主」の政策を打ち出しこだわるようでは政治は前に進まない。ここはメンツを捨て、妥協点を見出すために努力すべきだ。

社会保障と税の一体改革関連法案の内容をよく詰め、相違点も明確にして、与野党ともに賛成、反対がどのくらいになるか定かではないが、今国会会期中に一旦採決をするべきではないか。

賛成多数で成案になればいいが、万一反対多数で成案出来なかった場合は、野田総理は解散・総選挙に打って出ればいい。

そして、2014年の実施前にもう一度経済条項をチェックし、実施に踏み切るかどうかを審議したらどうか。この時の政権は解散・総選挙後に成立する政権で、野田政権であってほしくない。

9月に民主党代表選、自民党総裁選がある。もし成案出来ても野田総理の芽はないだろう。国民の信を問うことなく総理のたらい回しはやってはいけない。谷垣総裁も「話し合い解散」でなければ総裁の再選はないと噂されているが、他に適任者がいるのか。野田vs谷垣は「引き分け」というところだろう。
小沢元代表グループは、小沢さんを代表に担ぐにしても国民からどう評価されているかだ。離党、新党結成で国民に信を問うたらどうか。支持が大きければ第一線で頑張ればいいが、支持されなかったら第一線から引くべきだ。政局のたびに親小沢vs反小沢ではあまりにも情けない。

民主党も多数党の寄合世帯では政策の真意がはっきりしない。旧社会党、旧民社党、旧自民党系と分裂再編成した方がいいのではないか。

二大政党制は、もっと政策の違いが判る政治体制であってほしい。

メンツを立てることは大事なことだが、今の民主党、自民党にメンツを立てるほどの価値はない。



0 件のコメント: