数土・NHK経営委員長の辞任ドタバタ劇はやっぱりそれまでの人間だったのかと思わざるを得ない。公的仕事に就く人間には高度の倫理観、常識が必要であるが、残念ながら能力を持ち合わせていなかった。
何故、公共放送のNHKのトップである経営委員長の役職にありながら東電の社外重役の話に乗ってしまったのか。そんなに役職がほしかったのか。NHKでは満足できなかったのか。それとも「お前しかいない」と説得されたのか。
批判続出(?)で、本人も政府も「法的には問題ない」と抗弁するが、そうではないだろう。
問題は、「立場上引き受けできない」という倫理観の問題ではないかと思うが、当初甘く見ていたのではないか。問題の指摘の大きさに驚き急遽経営委員長を辞任することを決めたのだろう。
辞任の理由にNHKの仕事は誰でもできるが、東電が新しいスタートに躓くなら日本国民が悲惨な状況になることを考え、東電の社外重役の方が重要だと判断したと思うが、NHK には視聴者からのメール、NHK内の批判などを考えNHKにいや気がさしたのではないか。
本来なら、NHK経営委員長の任期も残しているのだから、東電の社外重役の話を断るのが筋である。
今回の人事騒動は政府も反省すべきであるが、所詮はこの程度の人間を国会同意人事につけていたことだ。
公的職に就こうとする人間はしっかりした倫理観を持つべきである。
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