2013年5月11日土曜日

自民党よ 何故、安倍一色なのか


自民党は何故、安倍一色なのか。最近自民党を見ていると、そう感じる。メデイアに登場するのは安倍内閣の閣僚、幹事長と2人の女性幹部、テレビの情報番組に顔を出す常連議員ぐらいで、他の中堅議員は何をやっているのか。総裁選に出た連中も注目を集めたが内閣に取り込まれてしまった。

そして安倍総理の打ち出した「アベノミクス」に市場は反応し円安、株高で狙い通りの効果を出し、内閣支持率は6070%の高率を維持し、その結果に恐れをなし黙り込んでいるのか。

確かに、支持率が下がり、選挙を控えて勝てそうになければ、「これではダメ」と騒ぎだし、次を狙う人物が出てくるのだが、今の安倍総理には誰も対抗できない。

その一方で政治課題は、憲法第9条の改正を狙った96条改正、靖国神社参拝問題、対中対韓外交問題ではタカ派色が目立ち、原発問題、TPP、アベノミクスの副作用にも「変わり目」として意に介さず、ねじれ国会解消に衆参W選挙を臭わすなど強気の姿勢が目立つ。

国民生活に大きな影響を及ぼす消費税増税に向けGO判断を下さなければならない時に、民意をどう反映させるのか。

そのエスカレート気味に、「このままで良いのか」と不安にもなる。

こういうときに、公明党の山口代表のような存在感のある発言をする自民党議員が出てこないのか。

考えてみよう。自民党が長期政権を担えたのは、党内に保守から革新までいろんな民意を反映することが出来るバランスの取れた政治が出来る党だったからではないか。それでも野党の存在感はあった。

今の安倍一色に見える自民党に政権を託すことに一抹の不安がある。

自民党の中堅議員に「がんばれ」と言いたい。党内に反対意見があってこそ政治課題の問題点が掘り下げられるのだ。与党内の反対意見と野党の存在では大きな違いがあるのだ

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