川口・参院環境委員長解任騒動：国益、政局を論じるにはお粗末過ぎないか

川口・参院環境委員長の解任騒動は、国益や政局を論じるには、お粗末すぎないか。川口さんは、尖閣問題など領土問題、靖国参拝問題で中国要人に日本の立場を説明する「国益」優先の判断をしたと言うが、では楊国務委員と具体的にどんな内容の会談だったのかはっきりすべきではないか。

又、参院環境委員会が流会となったと言うが、この環境委員会ではどんな議題を審議するつもりだったのか。その重要性を説明すべきではないか。

そうでなければ、川口さんは自民党の了解を取っていたとはいえ、自分勝手な行動であって責任を追及されても仕方ないし、ただ手続き、ルール無視を批判しての追求であれば、野党も政局がらみと批判されても仕方ない。

この川口参院委員長の解任騒動は、圧倒的な支持を背景とした安倍内閣の国会運営のたがの緩みの結果ではなかったか。

だからこそ、野党も国民の支持を得られる戦術をとらなければ、国民の支持を失うことになる。

今回の騒動も、良識の府として国民にしっかり説明する責任がある。