細川さんの古いポスター |
東京都知事選・候補者の細川さんの新しい選挙ポスターのキャッチフレーズが「原発ゼロでオリンピックを」と決まり、5日から張り替えているという(讀賣新聞2014.2.6)。細川さんの劣勢が伝わる中で、挽回しようと評判の悪い(?)ポスターを変えると言うのだ。
私も最初に掲示場に張られた細川さんの写真と名前だけのポスターを見て、何を訴えようとしているのか分からなかった。普通なら「脱原発」の文字があっても良いはずなのだ。
ところが最初のポスターは普段の生活の一部を写真にしたらしい。背景も暗く見栄えの悪いポスター仕上がりだった。他の候補が明るい配色でキャッチフレーズの文字も入っていることを考えると特にそう感じた。
そのようにしたのには特に思いがあったようだ。「有権者の皆さんに一緒に課題を考えてもらい、イメージを広げてほしい」というのだった(同上)。でも、このポスターを見ただけで課題が浮かびイメージが広がるだろうか。有権者はそんなに賢くはない。
細川さんを知っている人でも、「あの細川さんも年取ったなぁ]ぐらいではないか。
細川さんを知っている人でも、「あの細川さんも年取ったなぁ]ぐらいではないか。
キャッチフレーズも入った新しポスター 讀賣新聞2014.2.6 |
新しいキャッチフレーズ「原発ゼロでオリンピックを」入りのポスターも「どうかな?」と思う。
その背景には東京オリンピック大会組織委員会の会長になった森元総理の「今から原発ゼロなら、五輪を返上するしかない」という発言があるのではないか。新聞に載ったのでよく覚えている。
でもこの記事は、有権者への露骨な恫喝で、あまりに見えすぎた嘘だというのだ(週刊ポスト2014.2.7)。
それによると、五輪招致委員会が昨年1月IOCに提出した「立候補ファイル」の中で、原発停止中の2012年7~8月の電力ピーク時にも東電には708万kWの予備電力があり、2020年の東京オリンピックの追加需要に対しても東電の供給能力の約0.1%にすぎない」と説明されているのだそうだ。
森さんは、皆が開催を期待しているオリンピックも原発がなければダメになるといったのだろうか。
そして、細川さんの「原発ゼロでオリンピックを」のキャッチフレーズは、以前細川さんは「オリンピックを辞退した方が評価が上がる」と発言していたらしいので、「原発をゼロにして、オリンピックもやろう」という意味か、「原発ゼロでもオリンピックは出来る」と言う意味なのか。
これでは政権側にまんまと乗せられた格好ではないか。遅ればせながら劣勢を挽回しようと選挙ポスターを新しくしたようだが、ここは「脱原発は国民の良心だ」という方が細川さん、小泉さんの考えをよく表しているのではないか。
5日から張り替え作業をすると言うが、私たちのところはまだこれからだ。否、時間が無いので他のところを優先しているのか。
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