2014年2月10日月曜日

東京都知事:舛添さん211万票の重み、でも有権者のたった20%の支持なのだ

舛添氏当確を報じるNHK
開票即票番組開始すぐに当確を打つ
2014.2.9 午後8時過ぎ
東京都知事選が終わった。舛添さんが211万票の負託を得たが、東京都の全有権者のたった20%の支持しかない過去3番目の低い投票率46.14%で終わった。世論調査では90%の人が投票所に行くと言っていたが終わってしまえばこの有様、前日の大雪で足場が悪かったとは言え、盛り上がりに欠けた知事選だった。

舛添さん2112,979票(42.7%)、宇都宮さん982,594票、細川さん956,063票、田母神さん610,865票だ(最終集計)。

舛添さんの得票率42.7%、投票率46.14%とすると全有権者の20%、5人に1人の支持にとどまった。

次点を大きく引き離しているとはいえ、宇都宮さんと細川さんの合計得票率は38.9%で、これだけ見ても舛添さんの圧倒的勝利とは言えない。

この結果、メデイアは安倍政権の安定を伝え、朝日新聞は「政権再稼働に弾み」と言うが、宇都宮さん、細川さんは即ゼロを訴えていたし、舛添さんだって「原発依存を減らし、自然エネルギーを6%から20%に増やす」と言う。国に丸投げではなく、やれることはやるというのだ。

決して原発再稼働賛成ではないのだ。東京都は原発立地県ではないので議論が盛り上がらなかったけど、今後原発立地県の知事選が始まる。当然、その是非が問われるのだ。

今回の選挙は、当事者である都民は冷静な判断をし、都民以外の人達がフィーバーした選挙だったのではないか。

テレビ報道で銀座での街宣車による演説会を見ても小泉、細川連合の方が聴衆者は多かった。9日のフジテレビMr.サンデーの解析では、小泉さん見たさの都民以外の人達が多かったという。

それにしても、細川さんの演説は下手で、小泉さんに食われていた。これでは安定感に疑問が出てくる。一方、舛添さんの演説は見栄えがしたのではないか。安定感を期待した有権者も多かったと思う。

テレビが小泉進次郎議員に「今後お父さんの脱原発はどうなるのか」と聞いていたが、進次郎議員は「別のところにあるんじゃないですか」と答えていた(Mr.サンデー)。

安倍政権の暴走にブレーキをかける戦いをするのだろう。国会審議での野党の不甲斐なさを考えると、居ても立っても居られない気持ちは十分わかる。

今回の都知事選の結果、「安倍政権は承認された」と誤解しているが、舛添さんも211万票の負託を得たと胸を張り、猪瀬さんのように勝手なことをすることはできない。

これからの安倍政権、舛添都政を厳しくチェックしていかなければならない。



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