東京都知事選の最後の訴え、Dr.中松さん、田母神さんは都民の生活を守るために都民税を減税すると言う。候補者の訴えを直接街頭演説で聞くことが出来なかったが、讀賣新聞(2014.2.9)で主要候補者の最後の訴えを見た。
Dr.中松さんは当初から他候補と違って都民税の減税を訴えていたが、田母神さんも減税に言及した。
宇都宮さんは、今までの1%の富裕層都政から99%都民の命、暮らしを守る。75歳以上は医療無料化、保育園増設、若者が希望を持てる雇用環境、災害対策では家屋の耐震化、不燃工事を助成するという。
宇都宮さんは一貫して社会保障の充実を訴えている。国が「自助、共助、公助」で切り下げようとしている社会保障を都が独自に支えるというのだ(選挙公報)。
また、若者が希望の持てる雇用環境は重要な政策だ。ブラック企業、解雇の自由化などとんでもないと思う。
Dr.中松さんは、都民目線で消費税増税に際して都税の減税をやると一貫して訴えている。安心・安全な暮らし、オリンピックの成功、災害対策など都政を誠実に継続的に実施するという。
従来からの都政は引き継ぐという意味なのだろう。奇人変人の先入観を払拭しようとしているのだろう。
原発に対しては言及していないが、原発は19世紀の技術で、21世紀は新しい技術で解決するという。
田母神さんは、消費税増税で景気が腰折れしないように都民税減税、2兆円の公共投資をするという。災害時の即応体制、歴史、道徳教育に力を入れるという。
都民税減税は新しい訴えだ。他候補と違って教育、歴史に言及している。
舛添さんは、災害に強い都市、社会保障、都市ランキングで世界一の都市にするという。政府とスクラムを組み東京から経済をよくするとも言う。
世論調査から見ても雇用の確保は都民の一番の願いだ。丸投げの感じもするが雇用環境の改善に努力してほしい。
細川さんは、最後まで「即原発ゼロ」を訴えた。自然エネルギーを使い、原発でない電気でオリンピックをやろうというのだ。
脱原発は宇都宮さんも訴えていたが、争点からは離れていった。それだけ脱原発をメインに訴える細川さんにとっては不利な選挙戦だったのではないか。
でも細川―小泉陣営には、安倍政権の進める政策への批判もある。都民がこれにどう答えるか、注目だ。
私もこれから投票に行くが、候補者の絞り込みが難しい。その人間性、政治とカネの問題も含め結局は「悪さ加減の少ないのは誰か」が選択肢になりそうだ。
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