6日のテレビ朝日報道ステーションで東京都知事選・主要候補者の「原発」問題への考え方を聞いた。候補者それぞれに考えの違いがある。「脱原発」の前にもっと突っ込んだ国民的議論が必要ではないか。感情的では原発問題は誤った方向に行きかねない。
宇都宮さんは、原発ゼロで再稼働には反対だ。原発被害者などの救済にも力を入れるという。
古館キャスターの「脱原発で一本化できないか」との質問に、宇都宮さんは、一本化できない。他の政策は違うし法的に問題がある」という。
細川さんは、原発は最優先の課題だとし、原発はゼロ、出てくる核のゴミをどこに埋めるのか。再稼働で更にゴミを出してはいけない。東京も電気の大消費地だから応分の負担はすべきだ。自然エネルギーを被災地に建設するという。
田母神さんは、核のゴミ処理は出来る。数億年大丈夫だと言う。だから再稼働なのだ。
ここで宇都宮さんと議論になったが、どういう理由で大丈夫なのか、理由がはっきりしなかった。核のゴミを問題にしていたはずの細川さんは何ら反論しない。
舛添さんは、国に任せるというが丸投げではないともいう。原発をなくして自然エネルギーを6%から20%へあげていくというのだ。積極的な発言を避けている。自民党が支持ということは再稼働賛成ではないのか。
時間が少なかったので、各候補者の原発に対して概略を聞くだけだったが、原発問題は核のゴミの処理、安全性、代替エネルギーなどもっとしっかり議論する必要があるのではないかと思うが、その信頼性のあるデータがないのが問題でもある。
議論では、宇都宮さんの方が本気度があったように思う。
今、脱原発派が宇都宮陣営、細川陣営が一本化したらどうかの提案があったが、これは宇都宮さんも言うように、他の政策は違っているし、まず法的に問題がある。
福島第一原発の事故から原発の安全性は否定されたのは確かだし、今日(2月7日)の新聞にもストロンチウム500万ベクレルという最高値の地下水が観測井戸で見つかったという。福島第一原発の廃炉に向けての工程も不透明だ。
私も原発はフェードアウトしかないと思うが、「脱原発は国民の良心なのだ」。
具体的な代替案、原発ゼロへの工程を示せと原発再稼働容認派は脱原発派を批判し封じ込めるが、政府だってまともな政策が出せないのに、何故、一候補者に無理な要求をするのか。ここは
「理念」でいいじゃないか。
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