4月1日の小保方さんのSTAP細胞論文疑惑の最終報告の記者会見は、理研という「村」を守りたい一心での報告ではなかったか。「ねつ造、改ざん」では小保方さん単独の行為と断定したが多くの疑問を残したままの会見だった。
会見直後に、小保方さんが代理人を通じて不服申し立てをする予定だという。
研究論文は理研という組織ではなく、研究者本人の責任で発表するものだと野依理事長の言に寄れば、今回のねつ造論文の責任は小保方さんの責任に尽きることになるのだ。
小保方さんが「驚きと憤り」を感じたと不服を申し立てると言うが、泥沼化の様相を呈してきた。
理研がこの論文を捨てきれないのは、まだ可能性が残されており、1年をかけて再現実験をすると言うがそんなに時間をかける必要があるのか。そのうちに忘れ去られることを期待していないか。
又、何故ハーバード大のバカンテイン教授が再現実験をしないのか。STAP細胞作成には酸性液への浸漬と細い管をとおすことが必要としている。小保方さんの方式と違うのだ。ならば教授自身が再現実験を出来ないのか。この教授も頑なに論文撤回をに反対している。
再現実験が出来ればこの問題は解決するはずだが。
思えば、論文発表の記者会見は何だったのか。あの晴れやかで、堂々とした発表はねつ造や改ざんの疑いを微塵も示していなかった。そして割烹着を着ての実験風景など何やら「やらせ」のにおいの強い内容だった。
また、一度は掲載を拒否された論文を再度掲載できたこと、著名な研究者(?)を同席させての発表会見は何やら理研の「思い」を反映していなかったか。
それにしてもポイントになる画像の使い回しを理研は「ねつ造」と断定したが、小保方さんは「単純な事務的ミス」と安易に考えていることにこそ論文への信頼に疑問を投げかけるものではなかったか。
小保方さん本人が出て来て説明すべきであると思うが、理研の思惑もあってか実現の可能性は小さいらしい。
理研は、これを機会に理研という「村」を守るのではなく、開かれた研究機関として脱皮してほしいものだ。
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