新しい人間ドック健診基準 2014.4.5 讀賣新聞 |
よっし!今日から私は健康体だ。そんな喜ばしい人間ドックの新しい健診基準が日本人間ドック学会から発表された。私も高脂血、高尿酸症で薬を飲んでいるし、血圧は「高い」と医者から言われている。
その血圧基準も以前は最大血圧160mmHgだったが、いつの間にか140mmHgになり今の基準は130mmHg未満だ。私の血圧は140mmHg近辺で、おまけに医者の前に出ると150~160mmHg位に血圧が上がる傾向にあり医者から「血圧が高い」と注意されている。
しかし家で測定すると最高血圧130~145mmHg,最低血圧は80~90mmHgだ。もう10年近く測定しているが大きな変化はない。今は医者に行くと家庭での測定値を提示している。
あまりにも医者が「血圧が高い」というので「薬を飲んだ方が良いのか」と聞くと「家庭での測定では135mmHg以下になるようにしたほうがいい」という。
一度降圧剤でも飲んでみようと決心し1回飲んでどう血圧が変化するかを家庭でチェックした。そうしたら180~190mmHgまで上がり逆効果のために1回で止めてしまった。薬を止めても1週間は異常に高い。医者に状況を説明しても適切なアドバイスはない。逆に1日に何回も測定しなくて良いと言う。おまけに「医者に来るときは薬を飲みきってから来い」という。
ところが今度の新しい健診基準によると最大血圧は88~147mmHg、最低血圧も51~94mmHgで私の血圧は正常値になるのだ。
医者に行くと、必ず血圧測定され「高い」と言われてウンザリしていたが、これで胸を張って医者に行ける。
中性脂肪は97mmgで今までの基準でも問題なし。
問題の高脂血だが、高脂血症の薬を飲んでのLDLコレステロール112mgだ。一度薬を止めてどうなるかだが、新しい基準ではクリアーするのではないか。
血糖値も心配で空腹時血糖値が109mgで検査基準値の上限、HbA1cは5.4%で検査基準値にはまだ余裕があるが、これらの基準値も新しくなるようだ。
尿酸値も6.7で今の基準値はクリアーしている。医者は「痛いところは無いか」と聞くが薬は時々しか飲んでいない。もう止めても大丈夫ではないかと思っているが新しい基準値を見て考えようと思う。
医者と相談して決めようと思うが、医療機関が独自に決めている場合もあり基準値はバラバラらしい。医者にとっては患者が減るのでどうなることやら。
以前、町の健診で問診した医者に「この程度なら薬を止めてみたらどうか」と指導された事があり、「医者は良い返事をしないだろう」と言ったら、「医者に黙ってやってみるんだよ」とアドバイスされたことがあった。
医者には薬を飲んでいるふりをして薬を止めて様子を見るのだが、定期的な血液検査に注意しなければならないし、もし検査値が上限を超えようものならどう弁解するか。黙っていたら投薬量を増やされることにもなりかねない。その時は実情を話すことになるのか。
しかし、この新しい基準値を見ると私も健康体のようだ。
高齢者になると医者に行けば要求しないのに「血圧を測りましょう。腕をまくって」と言われる。気にしているので気が滅入る。おまけに薬を飲む事にでもなれば、病人になった気になり更に気が滅入ることになりかねない。
「医者に行けば病人になる」「人間ドックで病人になるな」[薬は飲むな」と啓発する本が最近出ている。医者は検査値のみで判断しているので否応なく病人になってしまう。
「医者に行けば病人になる」「人間ドックで病人になるな」[薬は飲むな」と啓発する本が最近出ている。医者は検査値のみで判断しているので否応なく病人になってしまう。
そのためか、毎年医療費が高騰し国の財政を圧迫している。まさか今回の日本人間ドック学会の新健診基準が医療費削減の一環ではないだろうと思うが、収入減に結びつくので医療機関や薬品会社は、この新しい基準に反論するのではないか。
でも、今回の疫学調査(?)で分からない点がある。
2011年に人間ドックを受けた人の中から「健康な人」「極めて健康な人」を選んでの検証結果、今の判定基準が厳しすぎるとして緩やかな「新しい基準値」を発表した。
その新しい基準値は現在の基準値に比べて相当に緩和されたように思える。
人間ドックでは判定として、「異常なし」(正確に言うと今回の検査範囲内では異常なし)、「要経過観察」「要精検」「要治療」の段階があるはずだ。
では、たとえば最大血圧が147mmHgあった人が、現在の基準値130mmHgと比較し、どう判定されていたのか。「経過観察」だったのか。それでも健康な人と言えるのか。
すべての検査項目で言えることだ。従来の基準値を超えてあたらしい基準値に該当する人達が、従来の基準値でどう判定されていたかだ。
まさか「要経過観察」該当者が、「タバコは吸わない」「薬は飲んでいない」「持病がない」などで「健康な人」に属するのか。
担当医のさじ加減で病人になったり、健康な人であったりするのはおかしいと思う。
新基準に該当する人が、従来の基準でどう判定されていたのか、知りたいところだ。
でも、今回の疫学調査(?)で分からない点がある。
2011年に人間ドックを受けた人の中から「健康な人」「極めて健康な人」を選んでの検証結果、今の判定基準が厳しすぎるとして緩やかな「新しい基準値」を発表した。
その新しい基準値は現在の基準値に比べて相当に緩和されたように思える。
人間ドックでは判定として、「異常なし」(正確に言うと今回の検査範囲内では異常なし)、「要経過観察」「要精検」「要治療」の段階があるはずだ。
では、たとえば最大血圧が147mmHgあった人が、現在の基準値130mmHgと比較し、どう判定されていたのか。「経過観察」だったのか。それでも健康な人と言えるのか。
すべての検査項目で言えることだ。従来の基準値を超えてあたらしい基準値に該当する人達が、従来の基準値でどう判定されていたかだ。
まさか「要経過観察」該当者が、「タバコは吸わない」「薬は飲んでいない」「持病がない」などで「健康な人」に属するのか。
担当医のさじ加減で病人になったり、健康な人であったりするのはおかしいと思う。
新基準に該当する人が、従来の基準でどう判定されていたのか、知りたいところだ。
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