2014年4月26日土曜日

相模トラフ地震の広がる震源域:どの地震がM8への引き金になるのか

讀賣新聞2014.4.26
相模トラフ地震の想定震源域
相模トラフ地震の想定震源域が4万km2に広がり最大地震規模もM8.6が推定され、30年以内の発生確率が5%になると地震調査委員会が発表した。言われているM7級首都直下地震は従来どうり70%と変わらない。

過去の震源域とは別の場所が震源域になる可能性も考慮しての推定らしい。

相模トラフ関連地震と言えば、1923年の「大正関東地震」M8.2,破壊の出発点は神奈川県の松田町の地下20~30kmだったが、震源断層面は100km×50kmが5~10m滑ったらしい。震源は相模湾とばかり思っていたが広範囲でずれたのだ。

多重震源の可能性も専門家から指摘されている。兎に角この辺は2,300年間隔で激しく揺れている。

1703年には元禄関東地震が発生、M8クラスだった。その前が歴史的に分かっているのは878年の南関東地震で、その間で未知の地震があることは確からしい。1707年には宝永の大地震、富士山大噴火も経験した。

讀賣新聞(2014.4.26)の「想定される最大級の地震と過去の地震の震源域」を見ると2011年の東北地方太平洋沖地震の誘発地震の発生が危惧されている房総沖の震源域も含んでいる。

発生確率70%と言うと何時起きても不思議ではないと言われているが、5%だって安心は出来ない。あの兵庫県南部地震は発生確率が確か7%と言われたが、すでに発生した。

地震情報で用いる震央地名 気象庁
この新しく想定された震源域を気象庁の「地震情報で用いる震央地名」によると日頃地震情報でみる地震が含まれる。どの地震がM8クラスの巨大地震の引き金になるのか。

19タイプの首都直下地震
朝日新聞 2013.12.20
首都圏直下地震M7クラスも最近は私の住んでいる大田区直下の都心南部直下地震M7.3が注目されているが19タイプの直下地震が考えられている。

相模トラフ地震、首都直下地震、そして周辺の地震がどう関連してM8,9クラスの地震を引き起こすのか。

4月19日から26日の気象庁の地震情報を見ると、千葉県東方沖地震が21,22,26日と発生M4前後、24日には茨城県南部地震M3.4だ。

このM3~4クラスの地震が何時M7~8に繫がるのか。関東平野の地下構造は複雑で未解明な点も多い。

気象庁の地震情報に気をつけながらM8クラスの巨大地震に備えなければならない。

何時発生するか分からないが、「次に起きるM8クラスの巨大地震は千葉県沖だ」とスロースリップの間隔が短くなってきているという信頼できるデータも提示されている(週刊女性2014.2.4)。



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